2025年8月28日、中級2特進クラスでプロジェクト発表会が行われました。
今回取材したのは、「国際恋愛」と「日本での留学生の生活調査」をテーマにした2つの班です。
まず「国際恋愛」をテーマにした班は、14組のカップルを対象にアンケートを実施。出身地や出会いのきっかけ、会話で使う言語など、多角的な切り口から調査を行っていました。

発表の中では、数字だけでなく「なぜその結果になったのか」「調査を通して自分たちが感じたこと」についても丁寧に考察されており、聞く人をぐっと引き込む内容でした。

さらに、実際に国際恋愛を経験した学生は多くないものの、関心を持つ人は予想以上に多いという興味深い結果も紹介されました。
学内での調査ということもあり、発表を聞く学生たちは当事者意識を持って真剣に耳を傾けている様子でした。

また、発表の合間には会場から笑いが起こる場面もあり、真面目さとユーモアがちょうどよく交じり合った、とても印象的な時間となりました。


続いて「日本での留学生の生活調査」をテーマにした班は、アジア出身の学生を中心に60名を対象にアンケートを実施しました。

「日本に来る前の印象」では、38.3%が「安全な社会」と回答し、次いで35%が「便利な生活ができそう」と期待していたとのことです。
実際に日本での生活を始めてみると、確かに安全で便利な社会であるという点は想像どおりだった一方で、「時間にとても厳しい」という日本ならではの一面に驚いた学生が多かったそうです。会場の学生たちもこの意見には大きくうなずき、共感を示していました。

さらに、この班はアンケート結果を地域別に分析。特に東南アジアの学生は母国では時間にゆるやかな文化が一般的だったため、日本での生活を通じて「時間を守る」ことが新たな習慣として身についた、という興味深い指摘もありました。

発表の最後には、日本に来る前に抱いていたイメージと実際の生活との違い、留学中に直面した苦労やそこから得た成長、そしてこれから留学を始める後輩たちへのアドバイスまでがまとめられており、聞く人の心に残る締めくくりとなっていました。

