新聞を読んでみてください!

ケザン(ブータン) 2023年卒業

 みなさん、こんにちは。内定をもらいました!今、神奈川県立産業技術短期大学校生産技術科の2年生です。来年4月から日本で仕事をしていきます。流量計の会社です。流れている液体を測る計測器を製造する会社です。
 SNGで大変だったこと、辛かったことは、コロナ禍でなかなか日本に入国できず、SNGのon-line授業を受けました。その時が一番大変でした。私の住んでいるところは、よく雨が降ったり、雷がなったりします。そういう時は、停電したり、wi-fiが途切れたりしてon-line授業が受けられなくなってしまいました。とても辛かったです。漢字の勉強も大変でした。何ページも漢字を書いて覚えました。
 楽しかったこと、嬉しかったことは、やっと日本に来て勉強できたことです、SNGの社会見学で色々なところに行きました。茶道体験、産経新聞社、池袋の防災センターで地震の体験をしたことなど、とても楽しかったです。
 私は、ブータンでN3を取得していたので、SNGでは、中級1から上級1まで勉強して、そのあと、ビジネスクラスと教師養成クラスに進みました。
 日本語を勉強したいと思ったきっかけは、2017年に大阪の関西大学のさくらサイエンスプログラムに参加したのがきっかけです。ブータンの大学と関西大学は交流があり、そのプログラムを知りました。10人が関西大学に見学に行きました。日本の技術を見たり、博物館に行ったり、文化に触れたりしました。10日間滞在しました。とても良い体験をしたので、もう一度日本に行ってみたいと思いました。
 将来の夢は、初めはアニメが好きなので、グラフィックデザインを勉強したいと思いました。でも、日本に来てみて、自分の国のために何かしたいと考えが変わりました。中学校のときから理系の勉強をしていたので、機械に関する勉強がいいかなと考えていました。神奈川県立産業技術短期大学校のオープンキャンパスに行った時、「ものつくり」という言葉に出会いました。これは、きっと私の国に役立つと思い、進学を決めました。ブータンを何とかしたい、どういうふうに変えていったらいいか、考えています。
 在学生の皆さん、学校で先生の教えてくださったことを必ず復習すること。学校の勉強だけでなく、自分から新聞を読んでください。日本の全般について書かれているので、日本について、また日本人の考え方も分かります。技術にも目を向けることができます。トヨタのこととか、日本の色々な歴史とかを知ることができます。日本の新聞を読んでみてくださいね。(2024-03-26来校)