イベントやプロジェクト以外の活動を紹介します。

  • プリムラ・ポリアンサ

     寒い冬の季節に、庭を引き立ててくれる花です。鮮やかで可愛くてとても目を引きます。寒さに強く秋から冬にかけて長く咲きます。

     ヨーロッパを原産とするサクラソウ科常緑多年草です。10月前後に植えると、11月半ばから5月にかけて咲きます。
     日本の気候は夏は高温多湿で、暑い夏を越すのは難しいです。そのため日本では1年草として扱われます。夏越ができれば、毎年花を咲かせることができます。挑戦してみるといいと思います。
     種から育てるのは難しいので、苗を買って育てる方がよいです。寒さに強いのですが、苗は温室で育てられているので、寒さに慣れるまで注意してください。雨、霜、雪の時は屋内に入れるか、ビニールをかぶせるようにしたほうがいいです。 花色は赤、オレンジ、紫、ピンク、黄色など、色調が鮮やかです。
     土は、水はけと水持ちの良い土が適しています。
     水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷり与えます。与えすぎは根腐れの原因になります。花と葉に水がかからないように気を付けます。
     長く花を楽しむために、咲き終わった花の花柄は摘み取ります。その時に黄色くなった葉も摘み取ります。次に咲く蕾が開きやすくなるためです。

    花言葉:富の誇り、無言の愛


  • 子どもたちとの交流会

    子供たちとの交流会~ご飯で世界を旅しよう

     2025年2月11日(火)、13:00から17:00まで、文京総合福祉センターで文京区ダイバーシティ・ユネスコ協会主催の交流会が行われました。この協会は朋有小学校のボランティア活動のつながりから紹介された団体で、そこからお声掛けがあり、参加しました。文京区ダイバーシティ・ユネスコ協会は国連ユネスコ憲章の理念に賛同する市民の活動団体です。特に子供たちが安心して暮らせる社会を目指し、子供たちの好奇心やチャレンジを大人たちがサポートする形での活動を目指しています。SNG11名、協会からは、小学生から高校生までの子供たち合わせて46名が参加しました。

        今回の交流会は世界のお菓子を皆で作って交流するということで、参加する留学生が自分で作れるお菓子を提案し、それから選ぶことになっていました。カナダのケビンさんのバタータルトが選ばれ、それを作ることになりました。
     13:40、それぞれ4つの調理テーブルに留学生が分かれ、子供たちは好きなテーブルについてもらいました。
     13:45、それぞれのテーブルで自己紹介が始まり、互いにコミュニケーションをとりました。
     13:50、調理開始、一緒にお菓子を作りながら、交流が始まりました。まず、簡単なレシピがホワイトボートに書かれていて、それに沿って作業をしていきました。

     まず、バターと薄力粉を混ぜ合わせます。カナダのケビンさんが各テーブルを回りながら、ポイントを説明し、サポートをしていました。バターを薄力粉と混ぜ合わせ、卵を入れてバタータルトの生地を作ります。それができると、生地をラップに包み冷蔵庫に入れて30分冷やします。

     台湾のユリさんはイタリア料理のパティシエなので、彼も同じように手早く手伝っていました。冷蔵庫で冷やしている間にレモンジュースやタルトの中に入れるペーストを用意しました。ペーストは黒砂糖とバターを混ぜて作ります。ペーストを作るときにさすがユリさんは上手に作っていました。まんべんなく、よくかき混ぜることにより空気が入り、ふっくらしたペーストが出来上がっていました。それからタルトの中に入れる木の実を適当に小さく砕きました。
     14:40、冷蔵庫から生地を取り出し、平らに延ばした生地の上に、逆さにしたお椀をのせて丸くくり抜きます。それをタルト用のカップに敷き込み、黒砂糖のペーストを流し込み、砕いたナッツ類をのせてオーブンで15分ほど焼きました。

     15:30、バタータルトをオーブンで焼いている間に、2月2日の節分の説明がありました。節分の時に食べる恵方巻の材料が用意され、好きな具材を自由に選び、海苔の上にごはんをもり、好きな具材を自由にごはんの上にのせて巻いて食べました。具材は、マグロ、うなぎ、いくら、サーモン、シーチキン、ハム、アボガド、キュウリなどで、ごはんは酢飯も用意されていました。2025年の方角は西南西なので、その方角に向いて恵方巻を食べました。
     16:00、恵方巻を食べ終わったころに、バタータルトが見事に焼きあがりました。みんな嬉しそうに、「おいしい、おいしい」と談笑しながら、食べました。

     16:15、バタータルトの第二弾を焼き始めました。と同時に掃除も開始。5時にはすべてきれいに掃除をして調理室を出なければならないので、猛ダッシュで開始しました。交流した子供たちは友達になりたい留学生たちとライン交換していたようです。互いに有意義な交流ができました。


  • 早稲田大学高等学院 交流会

     2024年11月19日(火)14:30~15:30、早稲田大学高等学院の14人の高校生との交流会が1号館の隣にあるアネックスで行われました。
     これは、早稲田大学高等学院にはEnglish comunicationという選択科目があり、その科目をとっている高校生たちのほとんどは海外生活や留学などの経験があります。外国人が日本語をどのようにして勉強しているのか、また交際交流について興味があるので、当校に見学に来ました。午前中は初級の授業を見学し、午後交流会を行いました。14人の高校生たちとSNGの留学生との交流の様子をテーブルごとに紹介します。
     

     交流会が始まる少し前に、木村君という高校生がアネックスに来たので、彼から少し話を聞きました。English comunicationという選択科目は週1回5.6時間目にあり、すべて英語で授業を行います。木村君は1年間休学してカナダ留学をしたそうです。
     14:30、7つのテーブルが用意され、高校生2人と留学生2人の4人ずつがテーブルに着きました。3年生が簡単な開会の挨拶をした後、20分毎に高校生が別のテーブルに移動して交流していきました。
     交流しているテーブルでは、まず高校生が学校のパンフレットを開きながら、「僕たちの学校です。早稲田大学の付属の高校なので、大学には受験しないで入学できます」などと簡単な説明をしながらパンフとクリアファイルを留学生たちにプレゼントしていました。
     テーブル①では、「どうして日本語を勉強しようと思ったの?」「祖母が日本人で、日本に住みたい、働きたい。日本の四季が好き、マンガも好きだから」とブラジルからの留学生が話していました。
     テーブル②では、早稲田高等学院の学校について、留学生から質問されていました。「学校は厳しいですか」「厳しいところもあり、厳しくないところもあります。半々かな」「制服はありますか」「あるけど、制服着なくてもいいです。私服です。制服着ている生徒もいるけど、僕は着てないです。ピアスもしていいんですよ」と言いながら、耳にしているピアスを見せていました。
     テーブル③では、「時間があるとき、何をしていますか」と高校生が聞くと「コロナで、ギターを弾くようになりました」「日本語以外で話せる語学はありますか」という質問に、イタリア人の留学生が「イタリア、英語、フランス語」「すごいなー」、隣に座っていたブラジルからの留学生は、「ポルトガル語」と言っていました。
     テーブル④では、少年ジャンプの銀魂が面白い!とアニメの話でおおいに盛り上がっていました。
     テーブル⑤では、ミャンマーとアメリカの留学生で、高校生がミャンマーの留学生に「寂しくなって国に帰りたいと思いませんか」と聞くと、「国は大変だから、日本にいたい、今は帰りたくないです。私の国はミャンマーで、昔はビルマと言っていました。大学に進学したいです」と答えていました。高校生たちはミャンマーの複雑な事情を感じ取ったようでした。
     テーブル⑥では、N1の話でした。高校生が「N1取った?」と聞くと、「7月にN3を取った。12月にN2を受験する」とマレーシアの留学生が答えると「おー、すごいね」マレーシアで7歳から12歳まで中国語を勉強したので、漢字に強いから受かったと、嬉しそうに話していました。「なんで日本語を勉強しているの?」と聞くと、「日本が好きだから」「アニメが好き、ナルト!」「ナルトかわいいね!」と会話がはずんでいました。普段クラスではほとんど話をしない留学生が高校生と楽しそうによく話しているので、クラス担任の先生が驚いていました。
     テーブル⑦では、アメリカ出身の留学生が「洋服は自分で縫ったのよ。なんでも自分で作るの」と言うと、「すごいなー」と言いながら、ニュージーランドに1年留学した生徒がニューメキシコでバンジージャンプをした動画を見せてくれました。するとアメリカ出身の留学生が、「私はニューメキシコ出身よ!バンジージャンプ知ってる!」と言って、意気投合してハイタッチしていました。
     折り紙を持ってきて、ハリーポッターのゴールデンスニッチの折り方を教えている生徒もいました。
     同世代の日本人と話す機会がなかなかないので、留学生たちはとても楽しそうでした。また、高校生たちも屈託がなく、自然に打ち解けて交流していました。このような国際交流の機会がまたあることを願っています。