
イベント
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コスプレの日
ハロウィン 2025年10月31日


秋のイベントで、年々人気が高まっているのがハロウィンです。2000年以上もの歴史があるお祭りです。長い年月を経てヨーロッパ各地からアメリカへ渡り、宗教行事や各地の風習と複雑に混ざりあって発展していきました。

起源は古代ケルト民族の風習からきています。古代ケルト民族のドゥルイド教で行われていた、サウィン祭が始まりだといわれています。古代ケルトでは11月1日が新年で、大晦日は10月31日です。31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻って来ると信じられていました。しかし、悪霊も一緒に来て、作物に悪い影響を与えたり、子供をさらったり、現世の人間たちに悪いことをするといわれていました。そこで、人々は悪霊を驚かせて追い払うことを思いつき、仮面をかぶったり、仮装をしたり、魔よけの焚き火を行ったといわれます。やがてそれがキリスト教圏へ広がり、最近では宗教的な意味合いが薄れて、大人と子供が仮装を楽しむイベントになっています。
SNGでも10月31日(金)に、自由にコスプレして学校に来てもいいと、学生にインフォーメーションしました。皆喜んで思い思いの装いで学校に登校してきました。その時の様子を掲載します。


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ハロウィン料理を作ろう!
文京ダイバーシティユネスコ協会主催
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担当:教務 三橋未幸
2025年10月13日(月)、12:00から16:00まで、文京総合福祉センターで文京ダイバーシティユネスコ協会主催の交流会が行われました。この協会は朋有小学校のボランティア活動のつながりから紹介された団体で、そこからいつもお声掛けがあり、参加しました。
文京ダイバーシティユネスコ協会は国連ユネスコ憲章の理念に賛同する市民の活動団体です。特に子供たちが安心して暮らせる社会を目指し、子供たちの好奇心やチャレンジを大人たちがサポートする形で活動をしています。SNG11名(ミャンマー、米国、ロシア、台湾、中国、香港)、協会からは、小学生たちが30人ほど参加しました。
12時から、まずチームを二つに分けました。一つは、飾りつけをするグループ。もう一つはクッキーと飴を作るグループでした。飾りつけのグループは、印刷されている鬼のお面を切り取り、両サイドに穴を開けて輪ゴムを通し、それを人数分作りました。カボチャ、魔女、ハロウィン定番の三角形の旗などの絵を描いて、それを切り取り壁に貼りつけていくと、段々とハロウィンの雰囲気が醸し出されていきました。バルーンも作りました。もう一つのクッキーと飴をつくるグループも子供たちと一緒になって、楽しそうに作っていました。


14時30分から、子供たちと遊ぶ時間になりました。まず、メキシコのピニャータを使いました。ピニャータは、日本のくす玉に似ていて、風船みたいに丸く、叩いて割ると中からお菓子が出てきます。SNGの学生がピニャータを持って、それを子供たちがスポンジのような棒で叩くと割れてお菓子が飛び散りました。子供たちはとても喜んでピニャータを叩いていました。次に椅子取りゲームのフルーツバスケットをしました。

その後、SNGの学生5人が自分の国のハロウィンの様子を話てくれました。こどもたちは興味深く聞いていました。あっと言う間に16時になりました。集合写真を撮り、後片付けをして終了となりました。

子供好きの学生たちだったので、遊ぶのがとても上手で、自己紹介してすぐに子供たちと仲よくなりました。毎日、日本語の勉強に追われ忙しい日々を過ごしている学生にとって、日本の小学生との交流は、とても楽しく有意義な時間だったと思いました。

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合同プロジェクト発表会
2025年夏学期 2025年9月8日(月)

今年も恒例の合同プロジェクト発表会が、小田急線参宮橋にある国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。毎学期各レベルで行われるプロジェクト発表会で学校賞や学生賞を取った作品はかなり優れたものが多く、レベル別で発表して終わりにしてしまうのは、あまりにもったいないということで、すべてのレベルの学生と教職員全員で観ることができるようにしています。夏学期の一日を合同プロジェクト発表会として開催しました。
それでは、その時の様子を紹介します。当日も酷暑のため、朝から気温が上がっていました。チームメンバーの職員たちは8時にセンター棟に集合。中に入ると涼しく、生き返ったようでした。8時30分、朝礼、ボランティアの学生も一緒に役割分担を確認していました。その中で目を引いたのは、司会をしてくれるミャンマーのアンさんとノンさん、ロンジーという筒状の美しい柄の巻きスカートの民族衣装を着ていました。
9時、渡邊先生により教務の朝礼。9時45分開会式が始まり、江副カネル隆二理事長からの開会の挨拶がありました。10時、第一部が始まりました。
発表会のプログラムは4部に分かれていました。第一部は、中級Ⅱ特進のアンケート発表、中級Ⅱの日本についての調べ学習『妖怪』、上級Ⅱの現在地から未来へ~ニッポンの社会問題を読み解く、上級Ⅰラジオドラマ2本、『横浜グループの死んだおばあちゃん』と『サプライズの車庫』、上級Ⅱ進学『日本の国民生活と課題』。一部が11時15分に終わり、15分の休憩を挟み、第二部が始まりました。中上級のアフレコ『しろくまカフェ』、初級Ⅱの日本おもしろレポ「アニメ」、ビジネスの敬語

物語『姫の恥を水に流そう』、中級Ⅰのデジタル紙芝居『ジャックと豆の木』、上級Ⅲ進学のSNGキャラを選ぼう。第二部が12時20分に終了し、昼休みを1時間取りました。第三部は13時20分から始まりました。中級基礎の観光地『大阪』、上級Ⅰ進学の企業紹介『三菱自動車』、初級基礎の自己紹介、初級Ⅰのデジタルストーリーテリング、中級Ⅰのデジタル紙芝居『竹取物語』。三部が14時30に終わり休憩を12分くらい取り、第四部になりました。中級Ⅰ特進の観光地紹介『広島』、初級Ⅱ特進のスピーチ『初めての大きな公演の思い出』と『母の料理の思い出』、初級Ⅱの日本おもしろレポ『ビデオゲーム』、上級Ⅲ進学キャラクター決定!、上級ⅢのSNG

プロモーションビデオ『日本語モニュメンタリー』と『バトル☆SNG』、15時43分ですべての発表が終わり、15時45分、惣万奈美子副校長より「初級の学生は上級の学生の発表を見て、近い将来、自分たちも上級の学生のような発表ができるのだという期待を持ち、また上級の学生は、初級の学生たちの上手な日本語を聞いてびっくりしたと思います。創立50周年という節目の年に、このような合同プロジェクト発表会を開くことができ、学校全体で楽しめて本当に良かったと思います」という挨拶があり、16時、無事終了しました。

素晴らしい発表がたくさんありました。具体的には、トップバッターの中級Ⅱ特進のアンケート発表では、卒業後、何をするかという問いに対して、進学41.9%、就職30.6%、まだ決めていない10%という数字を出し、進学や就職が多いことを示していました。どうやって学校を決めましたか、という問いにネットが46.2%、友人が26.9%と高く、ネット社会を改めて確認しました。上級Ⅱ進学の日本の農業と食料問題では、農業人口が少なく、若者の人口も少ないことを示していました。初級Ⅱ特進のスピーチでは、津軽三味線を習っている学生が、三味線の公演に出演した時の体験を原稿にしていました。とても感動的でした。また、上級ⅢのSNGのキャラクターを選ぼうでは、5つのキャラクターがあり、どれも可愛いらしいものでした。会場ホールに展示してあり、みんなで投票しました。どの発表も活気に満ちていて、とても有意義な一日でした。これを機に学生の勉強に対するモチベーションもさらに上がることを期待しています。

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日光バス研修
夏学期 2025年7月25日(金)
2025年7月25日(金)、日光バス研修が行われました。これは、校外学習の一環で、各クラスで事前に日光東照宮、田母沢御用邸、中禅寺湖について学習しました。バス16台、学生約630人と教職員約40人で出発しました。当日の朝は晴天でバスツアーには最適な日でした。人数が多いため、1から3班に分かれて行動しました。1班は1号車から6号車、2班は7号車から11号車、3班は12号車から16号車。
混雑を避けるために、それぞれ班によって学生の集合時間とバスの出発時間をずらしました。それでは、2班の様子を紹介します。
集合時間7時35分、無事8時に出発。東北自動車道に乗り、9時30分、佐野サービスエリアで20分間の休憩を取りました。
10時40分、日光東照宮に到着、栃木県日光市にある神社で、徳川家康を神格化して祀ったところです。世界遺産にも登録されています。豪華絢爛な建築と彫刻で知られ、中でも『見ざる聞かざる言わざる』の猿の彫刻が有名です。まず、石の鳥居をくぐると、五重塔が左にあります。五重塔には、十二支の動物が彫られていて、正面に彫られている寅、卯、辰は、家康とその子孫だとされています。
鳥居の先にある、金と白の印象的な色あいの陽明門は、あまりの美しさで日が暮れるまで眺めても飽きない門「日暮らしの門」と呼ばれています。時間があまりなかったので、陽明門を見学して、次の目的地の中禅寺湖へ向うため、バスの駐車所に向いました。そこで急に大雨になりました。一応傘は携帯するように諸注意に書いておいたので、皆傘を差しながら急いでバスまで歩きました。
2番目の目的地の中禅寺湖は、日光市にある湖で、奥日光の入口にあります。日本で最も高い場所にある湖です。標高1269m、周囲は約25㎞、最大水深は163m。約2万年前の男体山の噴火により、溶岩で渓谷がせき止められてできた湖です。中禅寺湖の遊覧船に乗り場へ向うために急ぎました。10号車と11号車のバスは急いだため、遊覧船乗り場を通りすぎてしまい、慌てて引き返し、「皆、走って!」と号令をかけ、必死に走って時間ギリギリで乗り場につきました。遊覧船も時間まで待っていてくれて助かりました。船に乗ると、皆、上の方へ上がり、涼しくて周りの美しい景色を楽しそうにスマホで撮っていました。

3番目の目的地は日光田母沢御用邸でした。国の重要文化財に指定されています。これは、日光出身の銀行家の小林年保の別邸に当時、赤坂離宮などに使われた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部を移築し、その他の建物は新築されました。明治32年(1899)に、大正天皇(当時 皇太子)のご静養地として造営されました、その後、小規模な増改築を経て大正天皇のご即位後、大正7年(1918)から大規模な増改築が行われ、大正10年(1921)に現在のようになりました。
戦後は、博物館や宿泊施設、研修施設として利用された後、栃木県により3年の歳月をかけ、修復、整備され、平成12年(2000)に記念公園として蘇りました。
建物は、江戸時代後期、明治、大正と三時代の建築様式を持つ集合建築で、現存する明治,大正期の御用邸の中では最大規模のものです。着物の展示、畳の縁の柄、襖の絵など、まさに、ザ・日本でした。特に庭園に霧がかかり静寂で美しさが際立ちました。これらの建築や庭園から、当時の建築技術や皇室文化を見ることができます。四季折々の風情ある庭園と御用邸の100年に及ぶ荘厳な趣を学生たちは、大いに堪能できました。

今回はビジネスクラスの学生を数名各バスに配置しました。日本語レベルも高く、色々と慣れているので、とても助かりました。「先生、今、何人しかいません」など人数確認を任せたりしました。16l時に御用邸を後にしました。
17時頃、東北自動車道に乗り、羽生パーキングエリアで休憩し、無事18時半頃に高田馬場に戻ってきました。学生たちは日本の歴史文化に触れ有意義な一日を過ごすことができました -
七夕
2025年7月7日

七夕は「たなばた」または、「しちせき」とも読みます。古くから行われている日本のお祭です。
毎年7月7日の夜に願いごとを書いた短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りする習慣で、一年間の重要な節句をあらわす五節句の一つです。天の川の両脇にある牽牛星と織女星とが一年に一度会います。7月7日の夜の年中行事です。中国由来の気巧奠(きこうでん)の風習と日本の神事の「たなばたつめ」の信仰とが習合したものと考えられています。
奈良時代から行われ、江戸時代には、民間にも広がりました。庭前に供え物をし、笹竹を立て五色の短冊に歌や字を書いて飾り付け、書道や裁縫の上達を祈りました。

この五色の色は、木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は黒または紫で、この五色を短冊や吹き流しにして使用することにより、魔除けの意味を待たせたと言われています。古代中国の陰陽五行説に基づいています。
毎年、SNGの七夕はご近所の御厚意により笹竹を戴き、それに学生が思い思いの願いを書いた短冊をつるしました。日本語の上達、合格祈願、世界平和、健康などが書かれていました。よほど日本が好きなのか「日本に永住できますように」「日本の家を買いたい」とか、「今年は日本語で細雪を読みます」など日本文学に精通している学生がいることを知って驚きました。「国へ帰りたいです」と書かれている短冊もありました。また、地球温暖化で「早く涼しくなるように」「眠れるように」など、夜も暑くて寝苦しいことが見受けられました。
今年は東京女子大学の教育実習生が丁度七夕の時期に来ていたので、実習生のアイディアで豆つかみ、射的やコイン落としのゲームも催され、活気に満ちた一日でした。
1号館202枚、2号館38枚、3号館228枚、合計468枚の色とりどりの短冊が笹竹につけられました。







