• 眠れない子ネズミ

    タイトル:学生賞 眠れない子ネズミ

    上級Ⅰ ラジオドラマ 2025年春学期 2025年6月12日(木)

    配役氏名
    ナレータールカ(ルーマニア)
    子ネズミサリタ(ネパール)
    母ネズミリカ(ロシア)
    動物に変化するスライムランガ(オランダ)

       

    あらすじ

    小さな子ネズミは寝たくありませんでした。母ネズミは、子ネズミのために子守唄を歌ってもらおうと、いろいろな動物たちを呼びました。でも、子ネズミはどの動物の声も気に入りませんでした。
    最後に、母ネズミはネコを呼びました。ネコの声を聞くと、子ネズミはやっと眠りにつきました。しかし、母ネズミが家に戻ってくると、子ネズミの姿はどこにもありませんでした。
    実は、それらの動物たちは普通の動物ではなく、スライムだったのです。スライムは、いろいろな動物に姿を変えながら、子ネズミに合う形を探していたのです。そしてぴったりの姿を見つけたあと、たぶん眠った子ネズミを食べてしまいました。

    シナリオ

    配役セリフ
    初めまして!
    私たちはAクラスのAグループです。
    (全員が自分の名前を発表する)
    本日は、伝統的なロシアの物語を元にした「眠れない子ネズミ」というラジオドラマを発表したいと思います。
    ナレーター昔々、深い森にある小さな小屋で、一匹の母ネズミとその子ネズミが、仲良く暮らしていました。けれどある日の夜、困りごとが起こったのです。子ネズミは、絶対に眠りたくないと泣きました。
    母ネズミチビちゃん、もう目をつぶって…ほら、ねんねしようね。
    子ネズミ寝たくない!
    母ネズミあらあら、どうしましょう、どうしましょう…もうこんなに遅いのに…困ったチビちゃんだこと…
    子ネズミ子守唄を歌ってくれない?
    母ネズミねんねんころりよ おころりよぼうやは よい子だ ねんねしな
    子ネズミ嫌、 毎日 聞いてる子守唄なんて。他の人が良い。
    ナレーターそんなわけで、母ネズミは考えました。どうすればこの子を気持ちよく眠らせてあげられるのか。そこで彼女は、森の仲間たちに助けを求めることにしたのです。
    犬のスライムワンワン
    母ネズミ犬のお兄ちゃん、お願い。チビちゃんがぜんぜん寝てくれないの。子守唄を歌ってくれないかしら?
    犬のスライムワンワン!子ネズミちゃんか。子守唄を俺に任せておいて。
    ナレーター母ネズミが犬のお兄ちゃんと家へ帰る途中、森から変な音が聞こえましたが、『森の音だろう』と気にしないことにしました。
    犬のスライム(子守唄) 毛が長くて柔らかい俺に、安らぎをきっともたらすんだろう。さて、俺の暖かい抱擁の中でぐっすり眠るといい…
    子ネズミイヤイヤ..嫌、あなたの声は大きすぎる。他の人が良い。
    ナレーターさあ、どうしたらよいのでしょう?母ネズミはあきらめることなく、次の動物を呼んでみることにしました。
    羊のスライムメエェ
    母ネズミ羊のおばあちゃん、チビちゃんがまだ眠らないんです…あなたの優しい声なら、きっと眠ってくれると思って…
    羊のスライムメエメエ。子ネズミちゃん。おとなしく眠るのじゃ~
    ナレーターあれ…帰り道で、またしても、どこか同じおかしな音です。
    羊のスライム(子守唄) メエエ。優しくてふわふわなあたしの毛は、夢の世界へと引き上げる雲のようだ。
    子ネズミイヤイヤ..嫌、あなたの声は弱いから、寝られない!他の人が良い。
    ナレーターしかし、母ネズミは諦めません。子ネズミが喜ぶ音を探して、牛のところへ向かいます。
    母ネズミ牛のおばさん、もしかしたら…あなたのその どっしりした声で、チビちゃんを寝かせられるんじゃないかと思って……
    牛のスライムモーモー。子ネズミちゃん。まだ眠れないのかしら?
    ナレーターこうして、彼らは一緒に家に帰りました。
    牛のスライム(子守唄) 私の低い声が、あなたを安らかな眠りに誘いますように…
    子ネズミイヤイヤ..嫌、あなたの声は低いから、寝られない!他の人が良い。
    母ネズミあらまあ……いったい誰なら気にいるのかしら……
    ナレーター子ネズミはどの声にも満足できませんでした。大きすぎる声、小さすぎる声、低すぎる声…母ネズミはどうしても十分な声を見つけることができませんでした。それでも母ネズミは諦めずに、雄鶏じいさんのところに行きました。
    母ネズミ雄鶏じいさん……チビちゃんが、まだ全然寝てくれなくて……その、朝じゃないけど……子守唄、お願いできますか?
    雄鶏のスライムコケコッコー!子ネズミちゃん、どうしたのだ?眠らなきゃいけないよ!
    ナレーターそこで、母ネズミは雄鶏を家に連れて帰りました。
    雄鶏のスライム(子守唄) 全ての心配ごとを忘れ、私の軽くて綺麗な羽をご覧あれ!!
    子ネズミイヤイヤ嫌、あなたの声は怖いから、寝られない!他の人が良い。
    ナレーター他に…誰かいないのでしょうか?母ネズミは最後の望みを胸に、もう一度森に行きました。
    母ネズミ誰か……誰か、チビちゃんを眠らせてくれる人はいませんか〜〜!?
    猫のスライムおおおほほほほー。こんにちは〜。今夜はお困りのようね~
    母ネズミは、はい……猫お姉さん、チビちゃんが眠れなくて……いろんな動物たちにお願いしたんですけど……
    ナレーター母ネズミは希望を持って猫のお姉さんと家に帰りました。
    猫のスライムニャーニャー。あたしは側にいるから、安心して眠りなさい~
    猫のスライム(子守唄) 私のエレガントな存在感と誘惑的な声があなたを美しい夢へと導きますように~✨おおほほほほ~
    子ネズミあなたの声は優しいから、眠れそうです。
    母ネズミはぁ〜……やっと寝てくれた……ふぅ、これでやっと、自分のことができるわね……
    ナレーター子ネズミがようやく眠りについたことを喜び、母親は静かに小屋を出て行きました。
    ナレーターところがそのとき。小屋の中から、またしてもおかしな音が聞こえてきたのです。まるで、不気味な音…
    ナレーター小屋の中には、もうネコの姿はありませんでした。ただ…そこにいたのは、恐ろしい、ぬるぬるした緑色のスライム!
    スライムひひひ。美味しかったなあ。バカなネズミが
    ナレーターそう、今までのみんなは動物なんかではありませんでした 。実はみんな、この醜い 醜いスライムだったのです !いろんな姿に変身してネズミたちに近づいてきたのでした !そして 、あの猫。あの優しい声の裏に、こんな恐ろしいものがいたなんて!
    ナレーター母ネズミはその不思議な音を聞いて、急いで家に帰りました。しかし、到着した時には、もう誰もいませんでした。もう遅すぎました。ただ、遠くからひどい笑い声が聞こえるだけでした。
    母ネズミ……チビちゃん?どこ……?……あれ……おかしいわね……どこ行ったのかしら……?……チビちゃん……?
    スライムおおおほほほほ~。ほほははっはははあああぁぁッ!
    ナレーターそして――すべてが終わりました。小屋には、母ネズミの涙だけが残されていました。
  • わがままなカグヤ様

    タイトル:学校賞 わがままなカグヤ様inモダンタイム
    上級Ⅰラジオドラマ

    2025年春学期 2025年6月12日(木)

    配役氏名
    ① ナレーターアレッシア(イタリア)
    ②神楽夜(カグヤ)ライアン( アメリカ合衆国)
    ③未婚妻 月乃 (つきの)ノミン(モンゴル)
    ④友達 竹吏 (たけし)オウ(台湾)
    ⑤父-他の人シケイ(香港)

       

    あらすじ

    大金持ちの子、神楽夜(カグヤ)さんは十八歳になった。だから、お父様が神楽夜を結婚させたいと思った。しかし、たくさんのいい女の人がいても、神楽夜さんはわがままをいっぱい言って、無理な要求をして、断ってしまった。最後、神楽夜さんは実は男が好きで、家族に恥をもたらさないように、好きな友達と遠い国へいった。

    シナリオ

    配役セリフ
    ナレーターみなさんおはようございます。私たちは上級AクラスCグループです。私たちのラジオドラマのタイトルは竹取物語のパロディ「わがままなカグヤさま」 in モダンタイム。私はアレッシアと申します。ナレーターです。
    ライアン私はライアンと申します。主人公のカグヤです。
    ノミン私はノミンと申します。カグヤさまのお見合いの相手、月乃です。
    シケイ私はシケイと申します。カグヤのお父さんです。
    オウ私はオウと申します。カグヤの友達、竹史です。
    ナレーターこれから始めます。どうぞ皆さんお楽しみください。
    シーン1: カグヤの家
    ナレーター昔々…いや、これは今の時代のお話。大都会に住むカグヤというわがままなお坊ちゃんは、親に結婚を迫られていました。でも、カグヤの心は別の誰かに向いていたのです。さて、この現代の物語はどんな結末を迎えるのでしょうか?
    お父さんカグヤ、お前ももう立派な大人だ。そろそろ家のことを考えなさい。今夜は月乃さんとのお見合いだぞ。
    カグヤえー、めんどくさ…。そんなの別に興味ないよ。
    お父さんお前には「うちの会社」を守る義務がある。月乃さんの家はライバル会社だが、結婚すれば合併できる。これは家族のためでもあるし、会社の未来のためでもある。しっかりしなさい!
    シーン2: 高級なレストラン
    ナレーターお父さんは会社の社長で、カグヤに良い縁談を結ばせたいと思っています。でもカグヤは、ただ退屈そうにスマホを見つめるだけです。
    月乃今日はお時間をありがとうございます。カグヤさんはどんな音楽が好きですか?
    カグヤあー、音楽とかあんまり興味がないけど…つまらないなー。ところで、あー、あなたの名前の中には月があるでしょう?
    月乃月…ですか?
    カグヤうん。もし僕と結婚したいなら、月を取ってきて欲しいな。
    月乃月なんて取れるわけ…ないですよ!?
    お父さんカグヤ!そんなこと言わないで、ちゃんと話をしなさい!
    カグヤだって、月がほしいんだよ。無理なら結婚しなくていいからさ。
    シーン3:川沿いの公園
    ナレーター月乃はカグヤの無茶なお願いに戸惑いました。でも月乃は優しいお嬢様で、カグヤのことを思って何とかしようとします。
    月乃お月さま…。どうか私に力をください…。
    ナレーターでも、月はただ遠くに光るだけ。そして、月乃の後ろからカグヤの親友竹史がそっと現れる。
    竹史月乃さん、大丈夫? こんな夜に一人で…
    月乃竹史くん…。カグヤさんに言われた「月を取ってきて」って…どうしたらいいかわからなくて…。
    竹史月乃さん…。そんな無理をする必要はないんだよ。カグヤのお願いなんて、本当はただの冗談だし、君にそんな負担をかけちゃいけない。
    月乃でも、私の家はカグヤさんの家とライバル同士なの…。結婚すれば合併できて、お互いに利益になるって…。私が失敗したら、父に申し訳ないの…。
    竹史月乃さん…実は、カグヤが本当に好きなのは僕なんだ。君のことを傷つけたくないけど、知っていてほしい。
    月乃えっ…カグヤさんは竹史くんを…?
    竹史うん。僕も、カグヤの気持ちは本物だと思う。君はとても優しいけど、無理しなくていいんだよ。
    月乃ありがとう…。カグヤさんの心がわかって、心が軽くなった気がする…。
    竹史君は素敵な人だから、きっともっとふさわしい人に出会えるよ。
    シーン4:カグヤの部屋
    ナレーター深夜、自分の部屋でカグヤは机に突っ伏して、考え込んでいました。
    カグヤ父さんは「うちの会社」を守るために、月乃さんと結婚させようとしてる。でも、社長になるなんて絶対イヤだ!僕は、アイドルになって自由に生きたい。竹史と一緒に笑いながら生きていきたいんだ…。
    ナレーターカグヤは父の考えを知りながらも、自分の夢を信じていました。彼はもう、誰かのためじゃなく、自分の人生を選ぶと決めていたのです。こうして、カグヤは竹史にLINEを送りました。二人の心はすでに通じ合っていたのです。
    竹史カグヤ、本当に月乃さんにそんなこと言ったの?
    カグヤうん。だって僕は月乃と結婚する気なんてないし。竹史が好きなんだよ。
    竹史え?でもお父さんは絶対に反対するよ?
    カグヤ関係ないよ。竹史と一緒にいられるなら、なんでもできるんだ。
    竹史ほんとにわがままだなぁ。でも、そんなカグヤが好きだよ。
    シーン5:カグヤの家
    ナレーターカグヤはお父さんに本当の気持ちを伝える決心をしました。いよいよ最後の対決です。
    お父さんカグヤ。月乃さんとの結婚は、ただの縁談じゃない。彼女の家はライバル会社だが、合併すれば大きな力を手に入れられる。お前一人の問題じゃないんだ。会社の未来がかかっている。
    カグヤわかってるよ、父さん。でも、僕は社長なんかになりたくない。僕の夢は、アイドルになって自由に生きることなんだ。名前を捨てても、やります。それが僕の「覚悟」だよ。
    お父さん……お前の気持ちはもうわかった。
    シーン6:空港
    ナレーター月乃も、カグヤの本当の想いを知り、涙をこらえながらカグヤに別れを告げました。
    月乃カグヤさん…。月は取れなかったけど、あなたは本当に愛する人と幸せになってください…。
    カグヤありがとう、月乃さん。優しい君に感謝してる。
    ナレーターこうして、カグヤの心ははっきりしました。夜空に光る月のように、二人の未来も輝いて見えました。
    竹史カグヤ、準備はできた?行こう。
    カグヤうん。僕はもう迷わない。竹史と一緒に、自分の夢を叶えるんだ。
    竹史そうだね。二人で、新しい世界を探しに行こう。
    ナレーターその夜、カグヤと竹史は星の光に導かれながら、誰も知らない遠い国へ旅立ちました。お父さんの望んだ会社の合併は叶わなかったけれど、カグヤは自分の心に嘘をつかず、竹史と共に新しい人生を歩み始めたのです。いつか二人は遠い国で、タレントとして輝く夢を叶えるでしょう。そして、月乃も、実家の会社を率いて成長させられる、いい人に出会いました。おしまい。
    皆と一緒に以上です。ありがとうございます🫶🏻

  • 上級Ⅰ「ラジオドラマ」冬学期

    2025年3月14日(金) 

    タイトル: 学校賞 締め切りのラスボス      

    配役氏名
    ① ナレーターチェン(ベトナム)
    ② 会社員 1 (serious)レベッカ(アメリカ)
    ③ 会社員 2 (panic)プテラ(マレーシア)
    ④ 会社員 3 (don’t care)マイン(タイ)
    ⑤ 社長  ( Boss)フェルン(イギリス)

    会社員 3:
    そろそろ落ち着いて!避難計画に従え!

    ナレーター:
    さて、今日は重要なプロジェクトの、のうきの日。みんな普段通り仕事をしている。東京でのこの会社はキンベンな会社員がいっぱいだ。

    会社員3:
    あぁぁぁ、帰りたいよう。。。

    ナレーター:
    まぁ…ほとんどの人が一生懸命だ。

    会社員 2:
    なんか変な感じがする…

    会社員1:
    心配しないで仕事しろよ。

    Boss:
    今日の仕事は終わったか?ミスするなよ。

    会社員 3:
    あとでやるよ。急ぐ必要ないし。

    会社員 2:
    ボス!なんだか嫌な予感がします!(いやなよかん)

    会社員1:
    そんな暇があるなら、このレポートを手伝ってくれ

    Boss:
     落ち着け、何も問題ない。

    会社員 3:
     怖いなら机の下に隠れたら? 

    [突然、小さな揺れがする]

    会社員 2:
    今の音、聞こえましたよね!?

    会社員1:
    なんだ、この音…

    Boss:
    休憩かな。

    ナレーター :
    とつぜん、オフィスに大きな揺れがおそった。これはただの地震なのだろうか。。。

    会社員 3: 
    えー!!本当の地震だ!

    会社員1:
    机の下に入って!早く!

    会社員 2: 
    ぎゃあああ!!もうだめだああ!

    BOSS:
    みんな大丈夫か?そろそろ終わるはずよ!

    会社員 3:
    これで家に帰れるかも。

    BOSS: 
    いや、まだ仕事があるから。

    会社員1:
    そういえば、この地震、ちょっと長くない?

    会社員 2: 
    言っただろう、みんな死ぬんだ!

    会社員 3:
    まあ、それも悪くないかも。仕事よりは。

    BOSS:
    死ぬことは許されない! 

    会社員1:
    仕方がないな。

    会社員 2: 
    何してるの?

    会社員1:
    仕事、仕事だ!あ、机が揺れてるせいでタイピングがずれる!こんな時に!!

    会社員 3: 
    どうせ死ぬなら、仕事しながら死にたくないなぁぁ。。。でも、仕方ないか。。。

    会社員1: 
    揺れても仕事はできる!

    Boss: 
    そうだ!この会社はどんな状況でも、のうきを守るんだ!

    ナレーター: 
    果たして彼らは、のうきを守ることができるのか

    会社員 2: 
    このビル崩れるんじゃないのか!?

    会社員 3: 
    崩れたら帰れるし、それはそれでラッキーだな。  

    会社員1:
    崩れる前に仕事だ!!手を止めなさい!!

    Boss: 
    お前ら、パニックになるな!!俺を信じて、 まだやれる!

    ナレーター: 
    近の地震の状況について、報道があった。地震ではなく、大きなカイジュウが東京を襲っているというのだ。一刻も早く、まえよりの安全な場所に避難してください。

    *カイジュウの足音BGM*

    会社員2:
    へえええ!カイジュウ!本当にカイジュウなの?みんな逃げよう!

    会社員1:
    待って待って!
    聞いてくれ、ボスにすべてを提出するのに10分しかないんだ。

    会社員 3:
    マジか?社内は揺れて、仕事できる状況(じょうきょう)じゃない!もう行こう!

    会社員 2:
    ビルが倒壊したら?カイジュウが来たら?逃げよう!!

    Boss:
    うーん、そうだね……そうしようかな!

    会社員1:
    いや!…まだだ…

    皆:
    へええー!

    Boss: 
    レベッカさん…聞けー

    会社員1:
    聞いてくれ、みんな、怖くてストレスを感じているのは分かるけど、私たちは前にもこんな状況に置かれたことがあるんだ。いつものように仕事をやりつづけ、東京でただの小さな会社員ではないことを示そう!

    会社員 2:
    わぁ、レベッカさん、も一緒ですね!

    会社員 3
    もういいよ…

    会社員1:
    行くぞ!!

    皆:
    ヤアアアアアアアア!!

    Boss:
    へへへ…よくわかったね、レベッカさん、 これ以上の言葉はないよ

    Boss: 
    よし、皆!あと5分しかないぜ!

    ナレーター:
    すぐそこにカイジュウが近づいている。

    会社員1:
    プテラさん、そのファイルを今すぐチェックしてください!

    会社員 2:
    その上で! マインさん、こちらの書類をファックスしてください

    会社員 3:
    もう終わったよ!このSPREADSHEETが残っているだけだ!

    会社員 2:
    うわぁ、速いね。

    会社員1:
    まだそのファイルが必要なんだ!

    Boss:
    皆、集中!!

    皆:
    はい!!

    Boss:
    あと 2分!!

    会社員1:
    ファイルはどこだ?

    会社員 2:
    もう送ったよ!

    会社員 3:
    スパムをチェックして!

    会社員1:
    あった!

    会社員 3:
    あと1分30秒!

    会社員 2:
    すべての数字をチェックした!

    Boss:
    あと1分だ!

    会社員1:
    今、最終の文書をまとめているところ!

    Boss:
    30秒!

    会社員1:
    ボスにメールを送っているところです!

    Boss:
    受け取った!!

    会社員 2:
    10秒…

    Boss:
    今、アップロードしているところだ!!

    会社員 2:
    5…4…3…2…1

    Boss:
    セーフゥゥゥゥゥ!

    帰りの鐘BGM*

    ナレーター:
    ついに一日が終わった。

    会社員1:
    やっと!締切に間に合いました!

    会社員2:
    信じられない…

    会社員3:
    はい、はい、よかった。もう避難してもいい?

    会社員2:
    そうですよ、地震はまだ続いているので…

    会社員1:
    え?ちょっと待って。地震の揺れはもう感じない。止まった?

    ナレーター:
    誰も地震の揺れを感じなくなっていた。 地震は止まっていた。

    会社員2:
    本当だ!地震が止まりました!助かった!!

    会社員1:
    よかった!期限を守り、カイジュウのこうげきを生き延びたのです!なんてすごいんだ! 

    会社員3:
    ほら、カイジュウも残業したくなかったみたいだね。

    会社員2:
    ああ。確かに。

    BOSS:
    みんな、よくできました!これで、クライアントもだいまんぞくだろう。

    会社員3:
    おいおいおい!これが何を意味するか分かる?

    会社員1:
    は?なに?どういう意味なの?

    会社員3:
    とても重要な意味なんだ。

    会社員2:
    えー、
    でもあなたは何も重要だとは決して思いません。

    会社員1:
    そうね。何かが重要だと考えるということは、それが本当に重要だということを意味するに違いない。

    会社員2:
    急に怖くなりました。何が重要ですか??

    会社員3:
    これは…今家に帰れるという意味だ!

    会社員2:
    なんだ!真面目な話だと思ってたのに。

    会社員1:
    ちょっと待ってください。せっかくカイジュウのこうげきから生き延び、納期も守ったのに、家に帰りたいの?

    会社員3:
    そうよ。じゃね。

    会社員2:
    ちょーちょっと待って!これは、おいわいしなきゃ!

    会社員1:
    いい考えですね。飲みに行きましょう!

    会社員2:
    飲みかい、飲みかい!

    会社員3:
    けっこうです。おれ帰る。

    BOSS:
    いや、それはいい考えだ! さあ、行こう行こう。僕がおごるよ!

    会社員3:
    まあ、そこまで言うなら…

    会社員2:
    やった!

    ナレーター:
    こうして、彼らはカイジュウの攻撃に耐(た)え、納期(のうき)を守り切ったおいわいに、飲みに行ったのだった。おしまい。

     

    タイトル: 学生賞 イン•ザ•ジャングル                                   

    配役氏名
    ① ナレーターネイサン(イギリス)
    ② 新入社員アビー(アメリカ)
    ③ 先輩ジョニー(ポルトガル)
    ④ 他の会社員Aフック(タイ)
    ⑤ 他の会社員Bアンナ(イタリア)

    ナレーター:
    朝、部屋には日光(にっこう)がさんさんと注いでいた。外で鳥の鳴き声が聞こえて、朝露(あさつゆ)がキラキラしていた。

    新入社員:
    (あくび) やばい、はやく起きないと!今日はモンキー会社の最初の日!やっと入れた!楽しみ!これなら弟を助けられる。頑張りまーす!

    ナレーター:
    そう。この物語の主人公は今日から新しい仕事を始める。病気の弟のためにモンキー会社に入った。この世界でバナナは大切な物だという、モンキー会社だけにバナナが稼げる。                          

    新入社員:
    今日はベストスーツ着なきゃね!9時から始まるけど7時には着いた方がいいよね!頑張りたいから!あっ!やばいもうこんな時間!出かけないと!

    ナレーター:
    俺たちの主人公はモンキー会社に向かって、駅まで走っている。でも気をつけなかった!ガシャン!別の人にぶつかった。

    新入社員:
    いててててて、ごめんなさい!!時間がない、早くしないと!ごめんなさい!

    会社員A:
    お前、気を付けろよ!まったく

    ナレーター:
    急に主人公は飛び出した。やっと職場に着いた。

    新入社員:
    やった!間に合った‼︎ え、会社の前に立っているのは誰ですか?

    先輩:
    やっと来たな、新入り、待ってたぞ。モンキー会社へようこそ。

    新入社員:
    よろしくお願いします。この日を待ち望んでおりました。

    先輩:
    じゃささっとチーム紹介するね、こいつはA、そいつはB、君は?

    入社員:
    新入社員と申します。お互い頑張りましょう。
    モンキー会社は世界一でございます!よろしくお願いいたします。

    先輩:
    いいねお前、やること見せるぜ。
    今日お前の仕事はこれ、部屋にあるバナナを全部数えること。

    新入社員:
    こちらのバナナをすべて数えなければならないのでございましょうか。
    富士山みたいですが…..

    先輩:
    当たり前だろう、早くやって

    ナレーター:
    そして主人公は9時間仕事を頑張りました。バナナの数がすごかった!
    大変だね。俺たちの主人公は可哀想ね。

    先輩:
    ええ!?全部数えた?よくできた、あとで飲み会行くよね。

    新入社員:
    え、本当に私も参加してよろしいのでございましょうか。
    ありがとうございます😊 皆さんお疲れ様でした。

    ナレーター:
    そして、社員たちは居酒屋に着きました。しかし、居酒屋で大事件が起こった…。

    先輩:
    今日の仕事お疲れ。初日なのにすごく働いた。これが続けばたくさんバナナ稼げるよ。
    じゃ、今は仕事の話しおしまい、酒頼もう!俺バナナビール、新入り何飲む?

    新入社員:
    バナナサワーにします!

    先輩:
    じゃ、乾杯!

    新入社員:
    乾杯ー!

    社員A:
    ああ、その声。。お前だ!

    社員B:
    えっ何何〜もう知り合いの?

    社員A:
    あいつ、今朝駅でぶつかったやつか!あのバナナ脳のバカ‼︎

    社員B:
    なんだって!?許せんぞ!

    ナレーター:
    そう!今朝のぶつかった人はライバル会社の社員!
    モンキー会社のトップコンテンダー、トラ会社だ!
    トラ社員はモンキー社員へ向かってずんずんと歩いた。
    これはどうなるだろうか?

    社員A:
    おい 聞いてんの??俺の顔覚えてないの??

    新入社員:
    えー。あなた…申し訳ありません‼︎ 私のせいでした!本当にごめんなさい!

    社員A:
    言い訳いらねえよ!払え!バナナで!

    先輩:
    おいおい、大切な後輩に何を言ってるんだ、お前、やるかい?

    社員B:
    その通り!謝れ!

    新入社員:
    ごめんなさい‼︎

    社員A:
    テメエのバカな会社が全部のバナナを持ってるなんて、不公平だ!

    先輩:
    不公平じゃねえよ!実力だ、実力。お前の会社を潰してやる!

    ナレーター:
    3…2…1…ファイト!

    社員A:
    オラオラオラ!

    社員B:
    かかってこいよ!

    新入社員:
    先輩!大丈夫でしょうか?逃げたほうがよろしいのではないでしょうか!

    先輩:
    あり得ない!モンキー会社絶対負けないよ!早くバナナ投げて!

    新入社員:
    えー!どういう意味でしょうか?バナナで?

    先輩:
    バナナだよ!ちゃんと使って!バナナの力すごい!バナナを信じて!モンキー会社世界一!

    ナレーター:
    俺たちの主人公ワタワタはバナナをポケットから出して、向こうに投(な)げた。

    新入社員:
    あ、やばい‼︎ 思わず投げちゃった!

    社員B:
    気をつけて!

    社員A:
    えー!

    ナレーター:
    トラ会社の人はバナナですべった…

    社員B:
    大丈夫?けがはない?

    ナレーター:
    でも返事来なかった…

    社員B:
    誰か、早く救急車呼べ!

    先輩:
    ナイスショット!

    新入社員:
    え、ありがとうございます!でも、先輩のおかげで!

    先輩:
    俺たちの勝利だ。帰ろう!

    新入社員:
    はい!そろそろ帰りましょう。

    ナレーター:
    モンキー社員は夕日(ゆうひ)に向かって歩き出した。

    おしまい