
デイヴィット ハウェンスタイン(米国)1996年終了
皆さん、お元気ですか。30年くらい前の卒業生です。今、東京で英会話の先生を35年間しています。英会話の生徒は、社会人の時は仕事や旅行のために英会話を勉強していましたが、その生徒たちが、会社を退職しても継続して勉強を続けています。ボケ防止のためだそうですよ。
SNGで辛かったこと、大変だったことはなかったです。とても楽しかったです。私は学校の近くに住んでいたので、授業が終わると、私の家でよくホームパーティーを開きました。先生とクラスメイトと一緒に過ごし楽しかったです。カラオケボックスにも行きました。日本の歌を歌って、日本語の勉強をしました!300円で歌い放題、飲み放題で安かったですよ。歌舞伎を見に行ったこともあります。日本語のセリフがよくわからないので、ヘッドフォンで英語訳を聞きました。よくわかりましたが、日本語の勉強にはなりませんでしたね。アハハハ!
当時は、SNGの在学生は韓国人が70%、中華系が10%くらいで、その他の国が10%くらいでした。だから、日本語を勉強する環境がとても良かったです。自分の国の人がいると、つい英語で話してしまいます。それでは、日本語が上達しません。英語を話す学生がいない方がいいです。どうしても日本語を話さなければならない環境のほうがベストだからです。
日本語を勉強しようとしたきっかけは、大学でのルームメイトが日本人だったことです。私の専攻は平和についての勉強でした。ルームメイトは長崎出身の日本人で、彼のお父さんは長崎YMCAで仕事をしている方で、被爆者からインタビューしてそれを翻訳していました。私はもともと東アジアに興味があり、大学が広島女学院大学の姉妹校で日本と交流がありました。そういうことで、日本語を勉強してみようと思いました。
将来の夢は、ボランティア活動もしているので、それがもっと国際的になるといいと思っています。1995年に『JAMBO INTERNATIONAL』を設立しました。アフリカの開発や環境保護を目的としています。JAMBOはスワヒリ語で「こんにちは」という意味です。毎月、7回イベントがあり、週末にハイキングに行ったり、川のゴミ拾いなど、日本のグループと一緒に環境作業をしています。日本の環境はいいです。海、山など、奥多摩、秩父、どこに行ってもそれぞれ景色が全部違います。すばらしいです。
在学生の皆さん、出来るだけ、授業以外で日本語を話すきっかけを作ってください。日本人と話してください。そうすると上達します。頑張ってください。(2024-04-23来校)