新宿日本語学校卒業式

 2024年度新宿日本語学校の卒業式が、2025年3月25日(火)9:20~12:30、ホテル椿山荘東京で行われました。卒業生222名が無事に卒業を迎え、新たな目標に向かって羽ばたいていきました。
 8時15分、常勤職員全員が集合し、朝礼の後、各部署に分かれて準備に取り掛かりました。
 非常勤講師の先生方も8時30分には集合し、式の打ち合わせに参加しました。事務のスタッフは、式次第と卒業生がつけるお花を椅子に置いたり、座席にクラスの指示票を付けたり、手順よく準備していました。
 8時45分、自国の民族衣装や、日本の着物を着た卒業生たちが続々と受付に集まりはじめました。
 

 

 9時、座席に案内された卒業生は、起立や着席の練習を会場で行い、そのあと静かに式の始まるのを待っていました。
 9時20分、司会者の主任教員から開会の挨拶があり、来賓12名が入場されました。国歌斉唱、卒業証書授与が行われ、特別表彰として、皆勤賞の授与がありました。皆勤賞2年(4名)、1年半(4名)、1年(2名)。合計10名の学生が皆勤賞に輝きました。
 10時20分、卒業生に贈る言葉として、理事長の江副カネル隆二氏が「学んだ日本語を将来に生かしていただきたい」と述べられました。来賓祝辞として元内閣総理大臣令夫人安倍昭恵様から「故江副隆秀校長の優しいお人柄が思い出されます」という涙ながらのお言葉をいただきました。元出入国在留管理庁長官、公益財団法人入館協会専務理事の佐々木清子様からの祝辞もいただきました。
 10時30分、祝電が読まれ、10時35分、卒業生代表、サウジアラビアのTAJ. ABDULELAH MOTAZAさんが感謝の言葉を読み上げました。
 10時50分、仰げば尊しの斉唱。その後、20分ほどの休憩を挟み、「故江副隆秀校長への感謝を込めて」というビデオが流されました。これは、2024年12月18日に逝去なさった故江副隆秀校長の子供時代から新宿日本語学校設立当時の様子や、江副教授法についてのインパクトのあるビデオでした。卒業生たちは、日本語を江副教授法で習ったことを再確認し、とても感慨深げに見入っていました。
 11時30分、閉会の辞が述べられ、卒業生たちは、先生方やクラスメイトと喜びの記念撮影をし、別れを惜しみながら会場を後にしました。