わがままなカグヤ様

タイトル:学校賞 わがままなカグヤ様inモダンタイム
上級Ⅰラジオドラマ

2025年春学期 2025年6月12日(木)

配役氏名
① ナレーターアレッシア(イタリア)
②神楽夜(カグヤ)ライアン( アメリカ合衆国)
③未婚妻 月乃 (つきの)ノミン(モンゴル)
④友達 竹吏 (たけし)オウ(台湾)
⑤父-他の人シケイ(香港)

   

あらすじ

大金持ちの子、神楽夜(カグヤ)さんは十八歳になった。だから、お父様が神楽夜を結婚させたいと思った。しかし、たくさんのいい女の人がいても、神楽夜さんはわがままをいっぱい言って、無理な要求をして、断ってしまった。最後、神楽夜さんは実は男が好きで、家族に恥をもたらさないように、好きな友達と遠い国へいった。

シナリオ

配役セリフ
ナレーターみなさんおはようございます。私たちは上級AクラスCグループです。私たちのラジオドラマのタイトルは竹取物語のパロディ「わがままなカグヤさま」 in モダンタイム。私はアレッシアと申します。ナレーターです。
ライアン私はライアンと申します。主人公のカグヤです。
ノミン私はノミンと申します。カグヤさまのお見合いの相手、月乃です。
シケイ私はシケイと申します。カグヤのお父さんです。
オウ私はオウと申します。カグヤの友達、竹史です。
ナレーターこれから始めます。どうぞ皆さんお楽しみください。
シーン1: カグヤの家
ナレーター昔々…いや、これは今の時代のお話。大都会に住むカグヤというわがままなお坊ちゃんは、親に結婚を迫られていました。でも、カグヤの心は別の誰かに向いていたのです。さて、この現代の物語はどんな結末を迎えるのでしょうか?
お父さんカグヤ、お前ももう立派な大人だ。そろそろ家のことを考えなさい。今夜は月乃さんとのお見合いだぞ。
カグヤえー、めんどくさ…。そんなの別に興味ないよ。
お父さんお前には「うちの会社」を守る義務がある。月乃さんの家はライバル会社だが、結婚すれば合併できる。これは家族のためでもあるし、会社の未来のためでもある。しっかりしなさい!
シーン2: 高級なレストラン
ナレーターお父さんは会社の社長で、カグヤに良い縁談を結ばせたいと思っています。でもカグヤは、ただ退屈そうにスマホを見つめるだけです。
月乃今日はお時間をありがとうございます。カグヤさんはどんな音楽が好きですか?
カグヤあー、音楽とかあんまり興味がないけど…つまらないなー。ところで、あー、あなたの名前の中には月があるでしょう?
月乃月…ですか?
カグヤうん。もし僕と結婚したいなら、月を取ってきて欲しいな。
月乃月なんて取れるわけ…ないですよ!?
お父さんカグヤ!そんなこと言わないで、ちゃんと話をしなさい!
カグヤだって、月がほしいんだよ。無理なら結婚しなくていいからさ。
シーン3:川沿いの公園
ナレーター月乃はカグヤの無茶なお願いに戸惑いました。でも月乃は優しいお嬢様で、カグヤのことを思って何とかしようとします。
月乃お月さま…。どうか私に力をください…。
ナレーターでも、月はただ遠くに光るだけ。そして、月乃の後ろからカグヤの親友竹史がそっと現れる。
竹史月乃さん、大丈夫? こんな夜に一人で…
月乃竹史くん…。カグヤさんに言われた「月を取ってきて」って…どうしたらいいかわからなくて…。
竹史月乃さん…。そんな無理をする必要はないんだよ。カグヤのお願いなんて、本当はただの冗談だし、君にそんな負担をかけちゃいけない。
月乃でも、私の家はカグヤさんの家とライバル同士なの…。結婚すれば合併できて、お互いに利益になるって…。私が失敗したら、父に申し訳ないの…。
竹史月乃さん…実は、カグヤが本当に好きなのは僕なんだ。君のことを傷つけたくないけど、知っていてほしい。
月乃えっ…カグヤさんは竹史くんを…?
竹史うん。僕も、カグヤの気持ちは本物だと思う。君はとても優しいけど、無理しなくていいんだよ。
月乃ありがとう…。カグヤさんの心がわかって、心が軽くなった気がする…。
竹史君は素敵な人だから、きっともっとふさわしい人に出会えるよ。
シーン4:カグヤの部屋
ナレーター深夜、自分の部屋でカグヤは机に突っ伏して、考え込んでいました。
カグヤ父さんは「うちの会社」を守るために、月乃さんと結婚させようとしてる。でも、社長になるなんて絶対イヤだ!僕は、アイドルになって自由に生きたい。竹史と一緒に笑いながら生きていきたいんだ…。
ナレーターカグヤは父の考えを知りながらも、自分の夢を信じていました。彼はもう、誰かのためじゃなく、自分の人生を選ぶと決めていたのです。こうして、カグヤは竹史にLINEを送りました。二人の心はすでに通じ合っていたのです。
竹史カグヤ、本当に月乃さんにそんなこと言ったの?
カグヤうん。だって僕は月乃と結婚する気なんてないし。竹史が好きなんだよ。
竹史え?でもお父さんは絶対に反対するよ?
カグヤ関係ないよ。竹史と一緒にいられるなら、なんでもできるんだ。
竹史ほんとにわがままだなぁ。でも、そんなカグヤが好きだよ。
シーン5:カグヤの家
ナレーターカグヤはお父さんに本当の気持ちを伝える決心をしました。いよいよ最後の対決です。
お父さんカグヤ。月乃さんとの結婚は、ただの縁談じゃない。彼女の家はライバル会社だが、合併すれば大きな力を手に入れられる。お前一人の問題じゃないんだ。会社の未来がかかっている。
カグヤわかってるよ、父さん。でも、僕は社長なんかになりたくない。僕の夢は、アイドルになって自由に生きることなんだ。名前を捨てても、やります。それが僕の「覚悟」だよ。
お父さん……お前の気持ちはもうわかった。
シーン6:空港
ナレーター月乃も、カグヤの本当の想いを知り、涙をこらえながらカグヤに別れを告げました。
月乃カグヤさん…。月は取れなかったけど、あなたは本当に愛する人と幸せになってください…。
カグヤありがとう、月乃さん。優しい君に感謝してる。
ナレーターこうして、カグヤの心ははっきりしました。夜空に光る月のように、二人の未来も輝いて見えました。
竹史カグヤ、準備はできた?行こう。
カグヤうん。僕はもう迷わない。竹史と一緒に、自分の夢を叶えるんだ。
竹史そうだね。二人で、新しい世界を探しに行こう。
ナレーターその夜、カグヤと竹史は星の光に導かれながら、誰も知らない遠い国へ旅立ちました。お父さんの望んだ会社の合併は叶わなかったけれど、カグヤは自分の心に嘘をつかず、竹史と共に新しい人生を歩み始めたのです。いつか二人は遠い国で、タレントとして輝く夢を叶えるでしょう。そして、月乃も、実家の会社を率いて成長させられる、いい人に出会いました。おしまい。
皆と一緒に以上です。ありがとうございます🫶🏻