合同プロジェクト発表会

2025年夏学期 2025年9月8日(月)

 今年も恒例の合同プロジェクト発表会が、小田急線参宮橋にある国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。毎学期各レベルで行われるプロジェクト発表会で学校賞や学生賞を取った作品はかなり優れたものが多く、レベル別で発表して終わりにしてしまうのは、あまりにもったいないということで、すべてのレベルの学生と教職員全員で観ることができるようにしています。夏学期の一日を合同プロジェクト発表会として開催しました。
それでは、その時の様子を紹介します。当日も酷暑のため、朝から気温が上がっていました。チームメンバーの職員たちは8時にセンター棟に集合。中に入ると涼しく、生き返ったようでした。8時30分、朝礼、ボランティアの学生も一緒に役割分担を確認していました。その中で目を引いたのは、司会をしてくれるミャンマーのアンさんとノンさん、ロンジーという筒状の美しい柄の巻きスカートの民族衣装を着ていました。 
 9時、渡邊先生により教務の朝礼。9時45分開会式が始まり、江副カネル隆二理事長からの開会の挨拶がありました。10時、第一部が始まりました。

 発表会のプログラムは4部に分かれていました。第一部は、中級Ⅱ特進のアンケート発表、中級Ⅱの日本についての調べ学習『妖怪』、上級Ⅱの現在地から未来へ~ニッポンの社会問題を読み解く、上級Ⅰラジオドラマ2本、『横浜グループの死んだおばあちゃん』と『サプライズの車庫』、上級Ⅱ進学『日本の国民生活と課題』。一部が11時15分に終わり、15分の休憩を挟み、第二部が始まりました。中上級のアフレコ『しろくまカフェ』、初級Ⅱの日本おもしろレポ「アニメ」、ビジネスの敬語

物語『姫の恥を水に流そう』、中級Ⅰのデジタル紙芝居『ジャックと豆の木』、上級Ⅲ進学のSNGキャラを選ぼう。第二部が12時20分に終了し、昼休みを1時間取りました。第三部は13時20分から始まりました。中級基礎の観光地『大阪』、上級Ⅰ進学の企業紹介『三菱自動車』、初級基礎の自己紹介、初級Ⅰのデジタルストーリーテリング、中級Ⅰのデジタル紙芝居『竹取物語』。三部が14時30に終わり休憩を12分くらい取り、第四部になりました。中級Ⅰ特進の観光地紹介『広島』、初級Ⅱ特進のスピーチ『初めての大きな公演の思い出』と『母の料理の思い出』、初級Ⅱの日本おもしろレポ『ビデオゲーム』、上級Ⅲ進学キャラクター決定!、上級ⅢのSNG

プロモーションビデオ『日本語モニュメンタリー』と『バトル☆SNG』、15時43分ですべての発表が終わり、15時45分、惣万奈美子副校長より「初級の学生は上級の学生の発表を見て、近い将来、自分たちも上級の学生のような発表ができるのだという期待を持ち、また上級の学生は、初級の学生たちの上手な日本語を聞いてびっくりしたと思います。創立50周年という節目の年に、このような合同プロジェクト発表会を開くことができ、学校全体で楽しめて本当に良かったと思います」という挨拶があり、16時、無事終了しました。

 素晴らしい発表がたくさんありました。具体的には、トップバッターの中級Ⅱ特進のアンケート発表では、卒業後、何をするかという問いに対して、進学41.9%、就職30.6%、まだ決めていない10%という数字を出し、進学や就職が多いことを示していました。どうやって学校を決めましたか、という問いにネットが46.2%、友人が26.9%と高く、ネット社会を改めて確認しました。上級Ⅱ進学の日本の農業と食料問題では、農業人口が少なく、若者の人口も少ないことを示していました。初級Ⅱ特進のスピーチでは、津軽三味線を習っている学生が、三味線の公演に出演した時の体験を原稿にしていました。とても感動的でした。また、上級ⅢのSNGのキャラクターを選ぼうでは、5つのキャラクターがあり、どれも可愛いらしいものでした。会場ホールに展示してあり、みんなで投票しました。どの発表も活気に満ちていて、とても有意義な一日でした。これを機に学生の勉強に対するモチベーションもさらに上がることを期待しています。