2026年2月27日(金) 2026年冬学期


「環境の日」は6月5日です。1972年6月5日に、スウェーデンのストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念しています。経緯は、この会議で日本とセナガルの共同提案により国連総会で世界環境デーとして制定されました。6月5日から一週間を「世界環境デー(World Enviroment Day)」とすると提案し、それが認められました。
日本国内では、1993年11月19日に制定された「環境基本法」により、6月5日を「環境の日」と定めています。環境保全のための取り組みを広く国民に認識してもらい、そのための活動を推進するものです。昨年のテーマは「プラスチック汚染をなくそう」でした。2026年のテーマは「気候危機とより安全で強靭かつ持続可能な未来をもたらす解決策」に焦点を当てています。6月は「環境月間」として、各地で様々なイベントが行われます。
主な取り組みと目的は、世界的な連帯で、気候変動、プラステック汚染、生物多様性など、地球規模の環境課題に対する意識向上。国内の活動としては、環境省による『エコライフ・フェア』の開催、各自治体と企業による環境保全活動の推進等が行われています。
SNGで、校外授業の一環として、2月27日(金)に環境に関する学習を行いました。まず、環境に関して色々なテーマがあり、それについて学びました。その後、高田馬場の駅前に行ってゴミ拾いの清掃をする班とクラスでデスカッションをする班の二つに分かれました。それでは、上級の教師養成クラスの様子を紹介します。
1時間目は、ゴミが増えるとどの様な問題が起きるかということを考えてみました。公衆衛生への影響がある。公の場が清潔であることは、ウィルス感染予防になる。不法投棄により汚染がある。不法に捨てられたゴミに有害物質が含まれている場合、雨が降ると地下水や川に有害物質が流れ川や土が汚染される。海洋ゴミにより海中の生態系への影響が懸念される。例えば、海に流れたマイクロプラスティックは簡単に分解されず、何百年も海に残り、生物に影響を与える。また、ゴミの最終処分場が不足している。埋立地が不足。ゴミ処分場の新設への反対運動があり、近隣住民の理解が必要になっているなど、色々な問題点があげられました。
徳島県の上勝町について、動画を見て三つのテーマについて話し合いました。上勝町は、日本で初めてゼロウェイスト宣言を行いました。ゼロウェイストとは、無駄、浪費、ゴミをなくす、という意味です。ゴミを45分別し、リサイクル率80%で、『地球を汚さない人づくりにつとめる。ゴミの再利用、再資源化を進める。地球環境をよくするために世界中に多くの仲間をつくる』ということを目指し、持続可能な社会へ向けて歩んでいます。3つのテーマについて話し合いました。
①ゴミを出さないゼロウェイストを広めることはできるか?
広めることができると思う人は、ゼロウェイストについての情報を共有し習慣づけて、継続していけば、将来的に広めることができる。広めることはできないと思う人は、生活に追われていて、時間の余裕がないので、広めることは難しいだろう。意見は半々に分かれました。
②この政策の難しいところは何か?分別できたらメリットはあるが、何年もかかる。
③私たちができることは何ですか?
できる限り分別すること。自然にやさしいものを買う。いらないものは買わない。ゴミについての情報が必要。
ゴミが増える原因はという問いに対して。消費主義、不必要なものまで買ってしまう。人口増加、食べ物、果物、ギフトなどの過剰包装という意見が出ました。商品の大量生産、大量消費が原因であることを学んでいました。
2時間目は、粗大ごみの出し方を学びました。3時間目は、早稲田大学ロータリーの会の学生による、環境についてのオンライン説明がありました。
4時限目は、ゴミ拾いの班とクラスでデスカッションの班に別れました。ディスカッションでは、渋谷区の新しい条例について話し合いました。新しい条例は「ポイ捨て罰金2000円」です。それについては、東京にはゴミ箱がない。だからゴミが溢れている。大阪のように動くゴミ箱があればよいと思う。だれか捨てる人をチェックする人がいると良い、という意見がありました。ゴミ拾いは、約11のルートに別れて、早稲田大学ロータリーの会の学生と一緒に行いました。
環境について活発な意見を交わし、駅周辺を大学生と一緒に清掃をし、多くのことを学んだ有意義な一日でした。

