国立科学博物館 

中級Ⅱ特進 社会見学 2025年冬学期

 2025年1月24日(金)、中級2特進クラス約50名が上野の国立科学博物館へ社会見学に行きました。集合場所は2か所あり、高田馬場ロータリー9:10と国立科学博物館9:50で、学生はそれぞれ便利な集合場所を選びました。
 この見学は、準備教育課程の一環として、自然科学の歴史を学ぶことを目的としています。博物館は、一見それほど大きな施設ではないと思いましたが、実際に入館してみると意外と広く、日本館と地球館に分かれていました。地球館は天井が3階くらいの高さで、地下は2階まであり、かなり工夫が施されていました。  
 10:00に入館し、最初はドーム型になっているシアターに入りました。これは『シアター360(サンロクマル』といい、直径128m(実際の地球の100万の1の大きさ)のドームの内側全てがスクリーンになっていて、その中のブリッジに立って映像をみました。上映されるものは毎月変わり、今月のテーマは深海で、現在の深海の様子がよくわかりました。潜水艦から照明を照らし、そこに映し出された珍しい深海魚や海藻などの映像を見ました。また沖縄トラフにいる生き物も見ることができました。360°全方位に映像が映し出され、独特な浮遊感を味わうことができまし

 日本館では、日本列島の生い立ち、生き物、自然、技術の紹介がありました。生き物では大小のクワガタ、貝などが展示してあり、動物は、熊、犬、シカ、珍しいものでは、西表島に生息している、絶滅危惧種のイリオモテヤマネコや沖縄のヤンバルクイナの剥製もありました。

 地球館では、地球史、地球環境の変動と生物の進化、恐竜の骨や、人間の進化論的なようすが分かるものが展示されていました。

 学生には課題が課せられていて、博物館を巡りながら課題に答えていきました。課題は2つあり、一つは日本に生息している動物で、興味を持っている動物を3つあげること。二つ目は、博物館の中で、印象に残ったものは何ですか。その理由を書いてください。というもので、後日提出することになっています。

 印象に残ったものは、沖縄のヤンバルクイナ、西表島に生息しているイリオモテヤマネコなどで、地球館の外には、ラムダムロケット用のランチャーが設置してあり、そばに行くと重厚な迫力を感じました。クジラのオブジェも外に設置してありました。

 博物館は3、4時間くらいじっくりと時間をかけて見学したい所で、とても奥行があり、見ごたえがありました。恐竜が大好きな学生が何人かいて、恐竜の骨を見てとても喜んでいました。