上級Ⅰ進学「作文」 2024年秋学期

AIについて

テルミ(カザフスタン)

 最近、AI(人口知能)の進歩が目覚ましく、様々な場面で目にすることが増えています。この進歩に対して、「AIが人間の仕事を奪ってしまう」という意見をよく耳にします。
 AIと言えば、まず仕事や作業の効率化が思い浮かびます。実際、AIの活用によってミスを減らしたり、労働時間を短縮したりすることが期待されています。また、労働力不足の問題を解決し、人間ができないような仕事を可能にすることで、新しい可能性が切り開けるとも考えられます。
 しかし、AIの進歩に伴い、新たな問題も浮上しています。例えば、誤作動やウイルス感染のリスクが増加することや、個人情報の流出といった社会的な問題が挙げられます。さらに、これらの問題が発生した場合、AI自体が責任を取ることはできません。
 AI化は、利点と問題が表裏一体となっています。「AIが仕事を奪う」といった懸念がある一方で、その利点を活かすことで新しい課題を解決する可能性もあります。ただし、AIには創造性が求められる仕事を完全に代替えすることは難しいでしょう。そのため、人間は自分の強みを活かし、今できる仕事を続けることが最善の選択となる場合もあるのです。