• 2025年 冬学期にむけて

    進路指導係 吉沢猛

      冬学期です。3月に新宿日本語学校を卒業する学生は、4月からの新生活の準備をしっかりしてください。同時に、残り3ヶ月の日本語学習の総仕上げの時期でもあります。2024年12月の日本語能力試験(JLPT)の結果が2月に分かります。努力の成果はどうでしょうか。
     日本での就職が決まり、4月から、日本の会社で働く予定の人もいます。すでに1月から日本企業で働き始めている人もいます。日本の企業で働くためには、就労ビザが必要です。今、仕事を見つけるための就職活動(就活)中の学生は、なるべく早く就職先を決めましょう。就職先の会社が決まると(内定といいます)、外国人は日本で働くための就労ビザが必要となります。現在は、日本語学校で学んでいますから、基本的には留学ビザです。内定から就労ビザ取得には時間がかかります。場合によっては、2ヶ月以上かかることがあります。なるべく早く、就職先を決めましょう。
     大学、専門学校進学予定の学生の進学先は、1月中に決まります。もちろん、国、公立の大学の入学試験日は、1月からはじまり、2月25日前後の大学が多いです。私立大学との調整、進学先の決定など、受験生一人一人によって、それぞれのスケジュールが必要です。進路指導係に相談してください。
     大学院進学のための準備は必ず必要です。秋についで、1月~3月の試験の大学院も多くあります。研究計画書、ポートフォリオの準備、口頭試問対策など、十分な用意が必要です。
     入学の準備、入社の準備が必要です。転居が必要な学生は、なるべく早く、新しい住居を決めましょう。
     帰国する学生をふくめて、新しい環境で生活を始める人は多いでしょう。今日までの、日本での留学の経験を十分に生かしましょう。
     2025年4月以降も新宿日本語学校で日本語学習を続ける学生も、今後は忙しいです。6月の日本語留学試験(EJU)の申し込み、準備。7月の日本語能力試験の申し込み、準備。
     日本での生活を、自分でコントロールして、大切な留学生活を送りましょう。


  • 秋学期に向けて、進路指導部から


    進路指導部 吉沢 猛

     6月のEJU(日本留学試験)、7月のJLPT(日本語能力試験)の結果もでて、いよいよ来年度の進路を決めるための時期になりました。11月のEJU、12月のJLPTの申し込みも終了しました。申し込むだけではなく、試験対策のための勉強が必要です。秋は準備と実践の時です。今までの努力が結果として出るように、がんばってください。

    (1)日本で就職を希望している学生にとっては、秋は中盤、本格的な活動の時です、8月26日の就職に関する説明会もありました。積極的な就職活動が必要です。2025年3月までに企業に入社するためには、2024年12月中に内定が取れると安心です、就職において企業から内定(合格)を得て、「就労ビザ」がおりるまで、企業(会社)によっては3ヶ月ぐらいかかる場合もあります。

     それぞれの就職希望者は、日本で働くための在留資格が違います。自分の在留資格を確認したうえで、それぞれの人が就職活動をします。

    (2)大学院進学のための入学試験は9月が一つ目の大きな山です。すでに、結果が出ている大学院もあり、試験中の人も多くいます。大学院の研究科によってはN1が必要な場合もあります。出願の条件を確認してください。さらには、英語のTOEFL、IELTSなどの得点が基準点を上まわることが受験の条件である大学院の研究科もあります。大学院進学は12月、1月、2月が2回目の山で、受験時期です。

     研究計画書はすでに書けていますか。未完の学生は早く準備してください。

    (3)早稲田大学など、早期に出願・試験などの大学入試は終わりましたが、留学生にとっては秋・冬が本番です。受験期は来年2月まで続きます。11月のEJU(第2回)もあります。TOEFL、IELTSの点数が必要な大学もあります。EJUのかわりに、能力試験N2またはN1で受験できる大学もあります。大学を受験する学生にもJLPTは大切な試験です。

     受験する大学に提出する書類も必要です。母国の高校の「卒業証明書」「成績証明書(高校の3年間分)」です。日本語訳が必要な大学もあります。3つの大学を受験する場合、3セットが必要です。早く準備して下さい。また、大学によっては「志望理」を書く必要があります。受験する大学を自分の実力を考えて決めていきましょう。

    (4)専門学校の受験も始まっています。分野によっては、9月で出願終了(もう試験を受けられない)の学校もあります。オープンキャンパス、体験授業などに積極的に参加して下さい。進学したい専門学校には直接訪問して学校の人からの説明を受けてください。学校を知ることが大切です。直接、受験のための資料ももらえます。

     出願書類の中には、母国の卒業証明書が必要です。そして、専門学校進学のための資金(準備するお金)を示す経費支弁書や証明書が必要な学校もあります。

     受験のための準備はなるべく早くしてください。そのためには、進学を希望する学校を決めます。進学を希望する学校を決めるためには、よく考えて、将来の就職のことなども大切です。