• 中上級「作文」2025年春学期

    変えたいこと
    ウェイ(ミャンマー)
     私の変えたいことは、私の国の建物だ。デザインではなく建て方だ。なぜなら多くのビルや建て物などが地震があるとき弱くて倒れる可能性があるからだ。
     例を出すと、2025年3月28日にミャンマーでマグニチュード7.7の地震が発生した。その際多くの古いビルだけではなく、新しい建物も倒れてびっくりした。原因を考えれば、建物の地下の建て方に問題があると思う。日本はミャンマーと比べれば地震がもっと多い国だ。
     しかし、どうして多くの建物がだいじょうぶなのか、つなみもよくあって大勢の人が被害者になったのに、どうして早く改良されたのかが気になっている。
     子供の時から建設に興味があった。だから工科大学で2年間勉強した。日本語学校が終わったら、建設にかかわる専門学校へ進学しようと思っている。日本の発展している技術を学んで身に付けたい。日本の耐震性のある建築を学び母国の建物を改良したい。
     ミャンマー人たちは建物が古くても祖先が残した物だから改築したくないと思う人が多い。したがって国には古い物がたくさんある。まずはこの考え方を変えたい。古い物を真新しいものに変えるのではなく、デザインも前と同じものにしたらどうだろうか。または、今地震で倒れた家や橋などを耐震性があるように築くのは、時間がかかるのは分かるが、また災害があったら、弱くて倒れるよりもっと良いと考えている。
     今は、まだ変えることはできない。しかし頑張って勉強し、エンジニアとして国に貢献できる人になりたい。

    日本の歴史を知るための三つの方法
    ショウ(台湾)
     私は日本の歴史を知るための三つの方法を紹介する。
     一つめの方法は「大河ドラマを見る」ことだ。この方法は大河ドラマが好きな人におすすめだ。大河ドラマは、NHKで有名な歴史の小説から作られている。シナリオがおもしろく、有名な俳優が多く出演し、日本語の字幕もある。日本語と日本の歴史を一緒に勉強する人にもおすすめだ。
     二つめの方法は「日本の歴史の本を読む」ことだ。日本には有名な歴史小説がたくさんあり、「竜馬がゆく」や「燃える剣」など人々に愛されている作品が見つかる。これらの小説はとても人気があるから、たくさんの言語に翻訳されている。日本語がそんなに上手ではない人も存分に楽しく読める。ちなみに私が最も好きな歴史小説は半藤一利の「幕末史」だ。明治維新の歴史に関する小説だ。シナリオが面白く、ストーリーも素晴らしい。
     三つめの方法は「日本の歴史のゲームをする」ことだ。今、日本の歴史のゲームの種類はさまざまある。誰でも自分に合うゲームが見つけられるだろう。ゲームをすることが面倒だと思う人もストリーマーの配信によって日本の歴史が学べる。
     私は子供の時から、ずっと日本の歴史に関するゲームをしていた。それから、だんだん日本の歴史に興味を持つようになり、本や大河ドラマも見るようになった。最初はちょっとつまらないと思ったが、時間が経つにつれて、好きな作品が見つかり、だんだん楽しくなった。
     私が日本の歴史を好きになったきっかけは、「鎌倉殿の十三人」という大河ドラマだ。皆もこの三つの方法を使い、日本の歴史が好きになれば幸いだ。

    日本人の友達を作るための三つの方法
    スベニア(ドイツ)
     会話能力を上げるために、たくさん日本人と話すことは良い。したがって、日本人の友達を作るのがいいと思う。それで、日本人の友達を作るための三つの方法を紹介したい。
     一つめの方法は、興味や趣味のクラスやグループの仲間に入ることだ。これをすれば、そこで同じ興味や趣味を持つ人に会える。その人と興味や趣味について話せば、友達を作りやすい。例えば、私の趣味はボルダリングだ。東京でボルダリングジムへ行き始めてから、たくさん日本人の友達を作った。
     二つめの方法は、学校のフリートークイベントに参加することだ。SNGはたくさん課外イベントがある。フリートークイベント以外にも日本人と話せるイベントがある。例えば、私は夏にSNGの盆踊りレッスンと祭りに参加した。その際、高田馬場地域交流館で高田馬場に住んでいる人と一緒に、日本人の先生に盆踊りを教えてもらった。踊りの休憩やレッスンの後などたくさんの日本人と話した。その上、レッスンと祭りの後で参加者と組織委員の人と一緒にお酒を飲んだり、スナックを食べたり、たくさん喋った。私はそこでたくさん優しい人に会った。とても楽しかった。
     三つめの方法は、一人で居酒屋へ行くことだ。お酒を飲めば、日本語で話しやすい。私は金沢へ旅行した際に一人で音楽の居酒屋へ行った。常連客とバーテンと日本の音楽について話せた。
     その三つの方法をやってみた時、初めは少しきんちょうした。しかし、時間が経つにしたがって、自信を持つようになる。日本人の友達を作れば、会話能力が上がり、日本の生活がさらに楽しくなると思う。

  • 中級基礎「作文」2025年春学期

    私の夢
    クエン(ベトナム)
     私は、誰にでも夢があると信じています。私の夢は成功者になることです。将来は自分の生活が幸せで、お金のことを心配しなくてもいいようになりたいです。そのうえ、自分の努力で両親の面倒を見ることができるようになりたいです。たとえば、両親が病気になったときには、すぐに助けてあげられるようになりたいです。なぜなら、私の家族は貧しいですが、いつも私の勉強を応援してくれているからです。
     その夢を実現させるために、日本へ留学したいと思っていました。幸いなことに、朝日奨学生だった妹の紹介で、朝日奨学金制度を知りました。そして、朝日奨学生として日本へ来ることができました。
     将来的には、優れた通訳者になりたいです。日越の架け橋となり、学んだ言語を通じて、両国の人々がお互いに理解し合う手助けをしたいと考えています。
     その目標を達成できるよう、現在は新宿日本語学校で一生懸命勉強しています。そして、将来は日本語能力試験N1を取得したいです。たとえチャレンジが障害に直面しても、あきらめずに目標を達成するまで努力します。

    私の外国語勉強法
    リ(中国)
     私にとって、日本語の勉強は楽しいことの一つです。私は日本語を楽しみながら勉強するのが大事だと思います。
     私が日本語を学び始めたのは、日本発売版のニンテンドー3DSを買ったのがきっかけです。3DSのシステムやゲームの言語が全て日本語だったので、ちょっとだけ学ぼうと思いました。最初はクイズゲームで五十音と基本的な語彙を覚えて、そして簡単な文章やニュースがだんだん読めるようになりました。その後、ツイッターアカウントを作り、ポケモン
     などいろんな公式アカウントをフォローして、面白いことやイベント情報などを中国のゲーマー同士でシェアしました。
     ある日、新しいポケモンのWEBアニメシリーズを発見しました。短いものでしたが、物語がとても感動的で、画面も音楽も素敵でした。しかし、当時中国の公式アカウントがなかったので、みんなにほとんど知られていませんでした。そこで私はそのシリーズを翻訳してみて、中国の弾幕ビデオサイト「ビリビリ」に掲載しました。これをやって本当に楽しかったです。
     その後も日本のアニメやゲームに触れ続けたことで、徐々に日本語に慣れてきました。

    いつも変化する夢
    ウェスリー(アメリカ)
     子供の時、私のおじさんは絵の描き方を教えてくれました。それ以来アートが大好きになったのを今でも覚えています。多分これは私の一番古い記憶です。小学校の頃は、よく絵を描いてばかりいました。有名なアーティストになりたいと思いました。それは私の古い夢でした。最近、私は絵を全然描かなくなりました。大学の時、私は映画制作を勉強しました。その時、毎日たくさん映画を見ました。そのおかげで、カメラで動画の作品を初めて作りました。それから、有名な映像作家になりたいと思い始めました。それは新しい夢だと思いました。卒業後、仕事は大変でした。
     映画を作るにはたくさんのお金が必要でした。数年後、私は夢を失い、普通の会社でビデオを撮っていました。さらに、世界の映画の中で日本の映画が一番好きでした。日本語の勉強を始めたのは、日本の映画を見たのがきっかけでした。日本のライフスタイルはとても魅力的だと思いました。一番好きな映画は「茶の味」と「リンダ・リンダ・リンダ」これらの映画を見て、日本に住みたいと思いました。長い間の夢でした。この夢は実現しました。私は今、日本に住んでいます。もし日本で映画の撮影に携わることが出来たら、とても幸せだと思います。最近、日本の伝統的な文化に興味があります。茶道と書道の授業を受けています。私は、わびさびのやり方がとても好きです。この技術を使って何をするかは分かりませんが、新しい夢ができつつあるのを感じています。未来がどうなるかはわからないけれども、私はただ作品を作り続けたいだけなのです。

  • 中級Ⅱ「川柳・俳句」2025年春学期

    クラスで俳句を作ってみました。

    この暑さ 死にそうになる 夏が来た    カビ(イタリア

    これは無理 覚えられない 漢字だめ    ジャック(アメリカ)

    かき氷 すごくおいしい 食べたいな    リュウシショウ(台湾)

    家にいる 食べものがない 悲しいよ    ほたる(エストニア)

    雷が 空を揺らして 光さす        バティ(フランス)

    鳥の声  光あふれる  初夏の風     蒔絵(台湾)