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中級Ⅱ「作文」 2025年夏学期
お金を節約するための3つの方法
なつこ(台湾)
多くの人は、使えるお金が少ないと感じているでしょう。そのため、ただ努力してお金を稼ぐだけでなく、日常生活でも節約を心がけることが重要です。
お金を節約するさまざまな方法がありますが、私は3つの方法を紹介します。まず、水道代や電気代やガス代などの公共料金の無駄遣いを控えます。例えば、人がいない部屋では、電気を消す、お風呂の代わりにシャワ―を使う、節水型の蛇口を使うなど心がけます。次に、買い物をするときはセールや割引を利用することも欠かせません。私は日本に来てから、この習慣を身につけました。私は時々スーパーで割引の弁当を買うようにしています。夜遅くに行くと、割引の金額が大きくなることが多いので、節約につながります。最後に、お金の使い方を管理するために記帳することも大切です。こうして、何が必要で何が無駄かを客観的に把握することができます。買い物を記録して、同じものを重複して買わないようにしています。
以上が、お金を節約する方法です。しかし、私はまだ記帳をきちんと習慣化できておらず、つい忘れてしまうことがあります。これからも記帳を続けるよう努力していきたいと思います。お金を節約するということは少しずつでも積み重ねることです。小さな金額だからといって無駄使いしてはいけません。私の自慢できること
ハク(台湾)
私の自慢できることは料理の技術です。私はいろいろな料理の知識を持っています。例えば、和食や洋食、中華などを学びました。そして、自分で創作料理を作ることもできます。
実は、私は子どものころ勉強があまり得意ではありませんでした。そのため、親から「一つの技術を身につけた方がいい」と言われ、料理を勉強したのが始まりです。最初は興味ではなく義務でしたが、だんだん努力の大切さを学ぶことができました。
私は「勉強では他の人に勝てなかったけれど、料理の技術では負けたくない」と強く思うようになりました。その気持ちが、料理を続ける大きな力になりました。
大学の時には、料理コンンテストにたくさん参加しました。限られた時間の中で、料理を作るのは大変でしたが、とても良い経験になりました。さらに、コンテストを通して料理の技術には多様な可能性があることを知りました。その気づきがきっかけで、私は和食だけでなく、世界のさまざまな料理の技術を学んで努力するようになりました。
これからも技術をもっと学んで、料理で人を喜ばせたいと思っています。勉強ではできなかった、自分らしい料理を作っていきたいです。創造力を高めるための三つの方法
なつこ(台湾)
創造力とは、新しいアイデアや方法を考える力です。たとえば、問題をいつもと違うやり方で解決したり、今までになかったものを作り出したりすることです。創造力があると、仕事や生活の中で役に立ちます。ですから、誰でも創造力を高めることはとても大切なことです。
どうやって創造力を高めるのか、三つの方法を紹介します。
一つ目は、創造力を創り出している脳を刺激するために、普段の環境を変えてみます。例えば、カフェや公園、図書館など、新しい場所で作業してみます。あるいは、部屋の家具を動かしたり、インテリアを少し変えたりして、生活に新しさを加えます。
二つ目はアイデアを出す練習をします。毎日十個のアイデアを書き出してみます。連想ゲームも創造力を養うのに役立ちます。例えば、この雲は何に見えるでしょうか。
三つ目は、自分の分野以外からインスピレーションをもらいます。旅行したり、新しい趣味を試したりして、視野を広げます。
私は創造的な仕事をしています。毎日新しいアイデアを考えなければなりません。最初はとても難しかったですが、、練習すれば少しずつできるようになりました。このような想像力を高めるテクニックを毎日使ってきたおかげで、失敗する恐れがある場面も少なくなりました。その結果、仕事に良い影響を与えました。
創造力を身につけるには、定期的にこれらのことを行う必要があります。創造力を軽視すれば、チャンスを逃してしまいます。したがって、創造力を意識的に鍛えることが大切だと思います。そうすれば、日常生活ももっと楽しく、豊かになります。宿題はいらない
マクシム(ベラルーシ)
私はこの意見に反対だ。
確かに宿題がなければ、他のことにもっと時間を使えるだろう。しかし、勉強の進み具合を確認するためには、宿題は必要だと思う。
私はこのような経験をしたことがある。日本語の勉強を始めたとき、漢字はとても難しいと感じた。ローマ字やキリル文字を使う学生にとって、漢字を早く覚えるのは難しい。さまざまな宿題を通して、漢字の正しい読み方、書き方、使い方を練習した。さらに、先生が間違った答えを直してくれた。そのおかげで、だんだんと漢字を覚えられるようになった。新しい知識を覚えるには、練習しなければならない。また、得た知識を正しく使えているかどうかを確認する必要がある。
以上の理由から、私は「宿題は要らない」という意見に反対であるs。中級Ⅱ「俳句・川柳」 2025年夏学期
秋の朝 梨につく露 輝いて そういん(中国)
もみじ散る 秋の風吹く 赤い空 エレナ(イタリア)
秋の朝 ふとんが優しく 起きられず ハイン(ベトナム)
日本語を 頑張ってるから うまくなる トール(ノルウェー)
非常時に 八幡様で 面を打て ポール(フランス)
【剣道をしている学生】
牡蠣食べて 柿で口直し 秋の宴 マクシム(ベラルーシ)
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中上級「作文」2025年春学期
変えたいこと
ウェイ(ミャンマー)
私の変えたいことは、私の国の建物だ。デザインではなく建て方だ。なぜなら多くのビルや建て物などが地震があるとき弱くて倒れる可能性があるからだ。
例を出すと、2025年3月28日にミャンマーでマグニチュード7.7の地震が発生した。その際多くの古いビルだけではなく、新しい建物も倒れてびっくりした。原因を考えれば、建物の地下の建て方に問題があると思う。日本はミャンマーと比べれば地震がもっと多い国だ。
しかし、どうして多くの建物がだいじょうぶなのか、つなみもよくあって大勢の人が被害者になったのに、どうして早く改良されたのかが気になっている。
子供の時から建設に興味があった。だから工科大学で2年間勉強した。日本語学校が終わったら、建設にかかわる専門学校へ進学しようと思っている。日本の発展している技術を学んで身に付けたい。日本の耐震性のある建築を学び母国の建物を改良したい。
ミャンマー人たちは建物が古くても祖先が残した物だから改築したくないと思う人が多い。したがって国には古い物がたくさんある。まずはこの考え方を変えたい。古い物を真新しいものに変えるのではなく、デザインも前と同じものにしたらどうだろうか。または、今地震で倒れた家や橋などを耐震性があるように築くのは、時間がかかるのは分かるが、また災害があったら、弱くて倒れるよりもっと良いと考えている。
今は、まだ変えることはできない。しかし頑張って勉強し、エンジニアとして国に貢献できる人になりたい。日本の歴史を知るための三つの方法
ショウ(台湾)
私は日本の歴史を知るための三つの方法を紹介する。
一つめの方法は「大河ドラマを見る」ことだ。この方法は大河ドラマが好きな人におすすめだ。大河ドラマは、NHKで有名な歴史の小説から作られている。シナリオがおもしろく、有名な俳優が多く出演し、日本語の字幕もある。日本語と日本の歴史を一緒に勉強する人にもおすすめだ。
二つめの方法は「日本の歴史の本を読む」ことだ。日本には有名な歴史小説がたくさんあり、「竜馬がゆく」や「燃える剣」など人々に愛されている作品が見つかる。これらの小説はとても人気があるから、たくさんの言語に翻訳されている。日本語がそんなに上手ではない人も存分に楽しく読める。ちなみに私が最も好きな歴史小説は半藤一利の「幕末史」だ。明治維新の歴史に関する小説だ。シナリオが面白く、ストーリーも素晴らしい。
三つめの方法は「日本の歴史のゲームをする」ことだ。今、日本の歴史のゲームの種類はさまざまある。誰でも自分に合うゲームが見つけられるだろう。ゲームをすることが面倒だと思う人もストリーマーの配信によって日本の歴史が学べる。
私は子供の時から、ずっと日本の歴史に関するゲームをしていた。それから、だんだん日本の歴史に興味を持つようになり、本や大河ドラマも見るようになった。最初はちょっとつまらないと思ったが、時間が経つにつれて、好きな作品が見つかり、だんだん楽しくなった。
私が日本の歴史を好きになったきっかけは、「鎌倉殿の十三人」という大河ドラマだ。皆もこの三つの方法を使い、日本の歴史が好きになれば幸いだ。日本人の友達を作るための三つの方法
スベニア(ドイツ)
会話能力を上げるために、たくさん日本人と話すことは良い。したがって、日本人の友達を作るのがいいと思う。それで、日本人の友達を作るための三つの方法を紹介したい。
一つめの方法は、興味や趣味のクラスやグループの仲間に入ることだ。これをすれば、そこで同じ興味や趣味を持つ人に会える。その人と興味や趣味について話せば、友達を作りやすい。例えば、私の趣味はボルダリングだ。東京でボルダリングジムへ行き始めてから、たくさん日本人の友達を作った。
二つめの方法は、学校のフリートークイベントに参加することだ。SNGはたくさん課外イベントがある。フリートークイベント以外にも日本人と話せるイベントがある。例えば、私は夏にSNGの盆踊りレッスンと祭りに参加した。その際、高田馬場地域交流館で高田馬場に住んでいる人と一緒に、日本人の先生に盆踊りを教えてもらった。踊りの休憩やレッスンの後などたくさんの日本人と話した。その上、レッスンと祭りの後で参加者と組織委員の人と一緒にお酒を飲んだり、スナックを食べたり、たくさん喋った。私はそこでたくさん優しい人に会った。とても楽しかった。
三つめの方法は、一人で居酒屋へ行くことだ。お酒を飲めば、日本語で話しやすい。私は金沢へ旅行した際に一人で音楽の居酒屋へ行った。常連客とバーテンと日本の音楽について話せた。
その三つの方法をやってみた時、初めは少しきんちょうした。しかし、時間が経つにしたがって、自信を持つようになる。日本人の友達を作れば、会話能力が上がり、日本の生活がさらに楽しくなると思う。 -
中級基礎「作文」2025年春学期
私の夢
クエン(ベトナム)
私は、誰にでも夢があると信じています。私の夢は成功者になることです。将来は自分の生活が幸せで、お金のことを心配しなくてもいいようになりたいです。そのうえ、自分の努力で両親の面倒を見ることができるようになりたいです。たとえば、両親が病気になったときには、すぐに助けてあげられるようになりたいです。なぜなら、私の家族は貧しいですが、いつも私の勉強を応援してくれているからです。
その夢を実現させるために、日本へ留学したいと思っていました。幸いなことに、朝日奨学生だった妹の紹介で、朝日奨学金制度を知りました。そして、朝日奨学生として日本へ来ることができました。
将来的には、優れた通訳者になりたいです。日越の架け橋となり、学んだ言語を通じて、両国の人々がお互いに理解し合う手助けをしたいと考えています。
その目標を達成できるよう、現在は新宿日本語学校で一生懸命勉強しています。そして、将来は日本語能力試験N1を取得したいです。たとえチャレンジが障害に直面しても、あきらめずに目標を達成するまで努力します。私の外国語勉強法
リ(中国)
私にとって、日本語の勉強は楽しいことの一つです。私は日本語を楽しみながら勉強するのが大事だと思います。
私が日本語を学び始めたのは、日本発売版のニンテンドー3DSを買ったのがきっかけです。3DSのシステムやゲームの言語が全て日本語だったので、ちょっとだけ学ぼうと思いました。最初はクイズゲームで五十音と基本的な語彙を覚えて、そして簡単な文章やニュースがだんだん読めるようになりました。その後、ツイッターアカウントを作り、ポケモン
などいろんな公式アカウントをフォローして、面白いことやイベント情報などを中国のゲーマー同士でシェアしました。
ある日、新しいポケモンのWEBアニメシリーズを発見しました。短いものでしたが、物語がとても感動的で、画面も音楽も素敵でした。しかし、当時中国の公式アカウントがなかったので、みんなにほとんど知られていませんでした。そこで私はそのシリーズを翻訳してみて、中国の弾幕ビデオサイト「ビリビリ」に掲載しました。これをやって本当に楽しかったです。
その後も日本のアニメやゲームに触れ続けたことで、徐々に日本語に慣れてきました。いつも変化する夢
ウェスリー(アメリカ)
子供の時、私のおじさんは絵の描き方を教えてくれました。それ以来アートが大好きになったのを今でも覚えています。多分これは私の一番古い記憶です。小学校の頃は、よく絵を描いてばかりいました。有名なアーティストになりたいと思いました。それは私の古い夢でした。最近、私は絵を全然描かなくなりました。大学の時、私は映画制作を勉強しました。その時、毎日たくさん映画を見ました。そのおかげで、カメラで動画の作品を初めて作りました。それから、有名な映像作家になりたいと思い始めました。それは新しい夢だと思いました。卒業後、仕事は大変でした。
映画を作るにはたくさんのお金が必要でした。数年後、私は夢を失い、普通の会社でビデオを撮っていました。さらに、世界の映画の中で日本の映画が一番好きでした。日本語の勉強を始めたのは、日本の映画を見たのがきっかけでした。日本のライフスタイルはとても魅力的だと思いました。一番好きな映画は「茶の味」と「リンダ・リンダ・リンダ」これらの映画を見て、日本に住みたいと思いました。長い間の夢でした。この夢は実現しました。私は今、日本に住んでいます。もし日本で映画の撮影に携わることが出来たら、とても幸せだと思います。最近、日本の伝統的な文化に興味があります。茶道と書道の授業を受けています。私は、わびさびのやり方がとても好きです。この技術を使って何をするかは分かりませんが、新しい夢ができつつあるのを感じています。未来がどうなるかはわからないけれども、私はただ作品を作り続けたいだけなのです。