• 奥多摩ハイキング

    2025年11月15日(土)

     2025年11月15日(土)10:00、JR青梅線の鳩ノ巣駅で集合し、奥多摩へハイキングに行きました。参加者は学生60人、教職員10人。当日は晴天でハイキング日よりでした。
     まず、出席確認をし、ハイキングに出発する前に、みんなでストレッチをしました。そして8つのループに分かれて、10:45、鳩ノ巣駅を出発しました。

     最初の目的地の白丸ダムへ向かいました。ダムへ向かう途中に、雲仙橋があり、そこで集合写真を撮りました。雲仙橋は奥多摩町を流れる多摩川にかかっている橋です。橋を渡ると水神宮がありました。「水神の滝」の近くの遊歩道沿いにあり、階段を上っていくと、大きく視界が開け、紅葉した山々が美しく、川や橋も見えました。この神社は水難除けや水利の神として祀られています。

     12:00、白丸ダムに到着しました。ダムは水力発電を行い、らせん状の階段を下りていくと、魚道がありました。これは、魚の遡上を助ける、日本最大級のものです。ダムの周辺は秋の彩りをゆっくり楽しむことができました。

     12:30、白丸ダムを出発して、SNG研修所へ向かいました。途中、数馬峡橋を渡り、橋から多摩川と紅葉した渓谷を見渡すことができました。しばらくすると『四季の家』というお土産やアイスクリームを販売している店があり、そこに立ち寄り、アイスクリームを食べたり、お土産を買ったりして、30分ほど休憩しました。

     それから5分ほど歩くと、石のトンネルが見えてきました。これは数馬の切通しと言って、元禄時代に山を削って作った通り道で、岩盤に火を焚いて水をかけツルヤシと石のみで切り開いたものだそうです。左に行くと人の手で掘った切通があり、まっすぐ行くと現代の車道のトンネルがあり、昔のものと現代のものを比較することができました。
     切通から20分ほど歩き、14:00、研修所に到着。早速お昼ご飯を食べました。各自持ってきたお弁当やおにぎりのほか、理事長の手作りの豚汁が振舞われ、皆嬉しそうに食べていました。デザートにマシュマロを火にあぶって食べました。

     食事の後は、ジャンケン列車と震源地ゲームをしました。ジャンケン列車はジャンケンをして、負けた人が勝った人の後ろについていくゲームです。列車のように長くなります。震源地ゲームは、輪の中に鬼がいて、輪になっている一人が色々な動作をします。他の人達はその動作を真似していきます。鬼は最初に動作をする人を見つけるゲームです。広い敷地内で十分に楽しめるゲームで、青空の下、思う存分体を動かし、勉強ばかりの毎日のストレス解消になったようです。

     川が近くにあるので、救命浮き輪を2つ持っていきました。それから、クマ対策として鈴をつけていた先生もいらっしゃいました。またある学生は大きなリュックを背負っていて、中にクマよけのグッズがいっぱい入っていました。用意周到、準備万端だと、熊も出てくる余地がなかったようです。

     15:00、カエルの歌を練習して、みんなで輪唱し15:30頃、研修所を出発しました。奥多摩駅で解散し、16:15の電車に乗って新宿へ戻ってきました。
     奥多摩は東京都です。東京駅から約2時間くらいで奥多摩につきます。東京は思ったより緑が多く、ちょっと足を延ばせば自然豊かな風景に触れることができます。学生たちは秋の紅葉と奥深い自然の息吹を充分に感じることができたと思います。

  • フードイベント

    日本語の日記念 観光ビジネスクラス主催
    2025年10月31日(金)

     観光ビジネスクラスでは、日本語の日を記念してフードイベントを開催しました。これは、故江副隆秀校長が、学生が主体となり、日本後の日を記念して何かイベントをしてほしいという意思により、毎年行われています。

     今学期の観光ビジネスクラス17人の国籍は、台湾、中国、フランス、カナダ、ネパール、タイ、香港、インドネシアで、クラスで話し合った結果、フードイベントを行うことになりました。これは、観光ビジネスクラスのテキストの中に自国の料理を紹介する内容があり、それに関連づけました。このイベントを開催する前々日に各クラスを回り宣伝し、事前に予約も受け付けました。デリバリーシステムも考えて、10時50分に届けるように計画していました。デリバリーのモットーは『アツアツを届ける!』

     料理メニューは5種類で、タピオカミルクテー、グリルチーズサンドとトマトスープセット、QQボール、トウガン茶です。QQボールはもちもちドーナツで、サツマイモとタピオカ粉を使い、外はカリっと中はもちもちした食感の台湾発祥の揚げドーナツです。今回は少しアレンジして作りました。

     8:00、クラスの半数の学生が2号館に集合しました。料理に使う機材と食材が2号館に用意されていたので、それを手分けして会場となる1号館に移動しました。機材は、ホットプレート、鍋、オーブン、エアフライヤー(油を使わないで揚げ物ができる)でした。食材もたくさんあり結構移動に時間がかかりました。

     8:30、設営が始まり、機材を所定の場所に設置しました。9:00、それぞれメニューごとに分かれ、料理を作り始めました。皆自炊しているので、手慣れた感じで料理を手早く作っていました。

     9:55、一度目の販売とデリバリーが開始。休み時間にたくさん在学生が買いに来て、あっという間に売り切れそうになりました。慌てて不足した食材を買いに行ったりしていました。一度目の販売が終わると同時に、今度は事前に注文を受けていた料理の準備の開始。2号館と3号館のデリバリーと、1号館の学生のへ販売に追われ、てんてこ舞いでした。珍しいイベントだったこともあり、多くの学生が集まりました。午後の授業で教室を使うので、13:00には完全撤収。売れ残ってしまったメニューもありましたが、少しでも売れるように全員で頑張りました。

     皆で真剣に話し合い、活動したので、真剣であるがために衝突も多々ありました。しかし、当日は皆一丸となり販売、デリバリ―に専念した結果。なんとなんと黒字になりました!

  • コスプレの日

    ハロウィン 2025年10月31日

      秋のイベントで、年々人気が高まっているのがハロウィンです。2000年以上もの歴史があるお祭りです。長い年月を経てヨーロッパ各地からアメリカへ渡り、宗教行事や各地の風習と複雑に混ざりあって発展していきました。

     起源は古代ケルト民族の風習からきています。古代ケルト民族のドゥルイド教で行われていた、サウィン祭が始まりだといわれています。古代ケルトでは11月1日が新年で、大晦日は10月31日です。31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻って来ると信じられていました。しかし、悪霊も一緒に来て、作物に悪い影響を与えたり、子供をさらったり、現世の人間たちに悪いことをするといわれていました。そこで、人々は悪霊を驚かせて追い払うことを思いつき、仮面をかぶったり、仮装をしたり、魔よけの焚き火を行ったといわれます。やがてそれがキリスト教圏へ広がり、最近では宗教的な意味合いが薄れて、大人と子供が仮装を楽しむイベントになっています。
     SNGでも10月31日(金)に、自由にコスプレして学校に来てもいいと、学生にインフォーメーションしました。皆喜んで思い思いの装いで学校に登校してきました。その時の様子を掲載します。

  • ハロウィン料理を作ろう!

    文京ダイバーシティユネスコ協会主催     

    担当:教務 三橋未幸

     2025年10月13日(月)、12:00から16:00まで、文京総合福祉センターで文京ダイバーシティユネスコ協会主催の交流会が行われました。この協会は朋有小学校のボランティア活動のつながりから紹介された団体で、そこからいつもお声掛けがあり、参加しました。
     文京ダイバーシティユネスコ協会は国連ユネスコ憲章の理念に賛同する市民の活動団体です。特に子供たちが安心して暮らせる社会を目指し、子供たちの好奇心やチャレンジを大人たちがサポートする形で活動をしています。SNG11名(ミャンマー、米国、ロシア、台湾、中国、香港)、協会からは、小学生たちが30人ほど参加しました。
     12時から、まずチームを二つに分けました。一つは、飾りつけをするグループ。もう一つはクッキーと飴を作るグループでした。飾りつけのグループは、印刷されている鬼のお面を切り取り、両サイドに穴を開けて輪ゴムを通し、それを人数分作りました。カボチャ、魔女、ハロウィン定番の三角形の旗などの絵を描いて、それを切り取り壁に貼りつけていくと、段々とハロウィンの雰囲気が醸し出されていきました。バルーンも作りました。もう一つのクッキーと飴をつくるグループも子供たちと一緒になって、楽しそうに作っていました。

     14時30分から、子供たちと遊ぶ時間になりました。まず、メキシコのピニャータを使いました。ピニャータは、日本のくす玉に似ていて、風船みたいに丸く、叩いて割ると中からお菓子が出てきます。SNGの学生がピニャータを持って、それを子供たちがスポンジのような棒で叩くと割れてお菓子が飛び散りました。子供たちはとても喜んでピニャータを叩いていました。次に椅子取りゲームのフルーツバスケットをしました。

     その後、SNGの学生5人が自分の国のハロウィンの様子を話てくれました。こどもたちは興味深く聞いていました。あっと言う間に16時になりました。集合写真を撮り、後片付けをして終了となりました。

     子供好きの学生たちだったので、遊ぶのがとても上手で、自己紹介してすぐに子供たちと仲よくなりました。毎日、日本語の勉強に追われ忙しい日々を過ごしている学生にとって、日本の小学生との交流は、とても楽しく有意義な時間だったと思いました。

  • 合同プロジェクト発表会

    2025年夏学期 2025年9月8日(月)

     今年も恒例の合同プロジェクト発表会が、小田急線参宮橋にある国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。毎学期各レベルで行われるプロジェクト発表会で学校賞や学生賞を取った作品はかなり優れたものが多く、レベル別で発表して終わりにしてしまうのは、あまりにもったいないということで、すべてのレベルの学生と教職員全員で観ることができるようにしています。夏学期の一日を合同プロジェクト発表会として開催しました。
    それでは、その時の様子を紹介します。当日も酷暑のため、朝から気温が上がっていました。チームメンバーの職員たちは8時にセンター棟に集合。中に入ると涼しく、生き返ったようでした。8時30分、朝礼、ボランティアの学生も一緒に役割分担を確認していました。その中で目を引いたのは、司会をしてくれるミャンマーのアンさんとノンさん、ロンジーという筒状の美しい柄の巻きスカートの民族衣装を着ていました。 
     9時、渡邊先生により教務の朝礼。9時45分開会式が始まり、江副カネル隆二理事長からの開会の挨拶がありました。10時、第一部が始まりました。

     発表会のプログラムは4部に分かれていました。第一部は、中級Ⅱ特進のアンケート発表、中級Ⅱの日本についての調べ学習『妖怪』、上級Ⅱの現在地から未来へ~ニッポンの社会問題を読み解く、上級Ⅰラジオドラマ2本、『横浜グループの死んだおばあちゃん』と『サプライズの車庫』、上級Ⅱ進学『日本の国民生活と課題』。一部が11時15分に終わり、15分の休憩を挟み、第二部が始まりました。中上級のアフレコ『しろくまカフェ』、初級Ⅱの日本おもしろレポ「アニメ」、ビジネスの敬語

    物語『姫の恥を水に流そう』、中級Ⅰのデジタル紙芝居『ジャックと豆の木』、上級Ⅲ進学のSNGキャラを選ぼう。第二部が12時20分に終了し、昼休みを1時間取りました。第三部は13時20分から始まりました。中級基礎の観光地『大阪』、上級Ⅰ進学の企業紹介『三菱自動車』、初級基礎の自己紹介、初級Ⅰのデジタルストーリーテリング、中級Ⅰのデジタル紙芝居『竹取物語』。三部が14時30に終わり休憩を12分くらい取り、第四部になりました。中級Ⅰ特進の観光地紹介『広島』、初級Ⅱ特進のスピーチ『初めての大きな公演の思い出』と『母の料理の思い出』、初級Ⅱの日本おもしろレポ『ビデオゲーム』、上級Ⅲ進学キャラクター決定!、上級ⅢのSNG

    プロモーションビデオ『日本語モニュメンタリー』と『バトル☆SNG』、15時43分ですべての発表が終わり、15時45分、惣万奈美子副校長より「初級の学生は上級の学生の発表を見て、近い将来、自分たちも上級の学生のような発表ができるのだという期待を持ち、また上級の学生は、初級の学生たちの上手な日本語を聞いてびっくりしたと思います。創立50周年という節目の年に、このような合同プロジェクト発表会を開くことができ、学校全体で楽しめて本当に良かったと思います」という挨拶があり、16時、無事終了しました。

     素晴らしい発表がたくさんありました。具体的には、トップバッターの中級Ⅱ特進のアンケート発表では、卒業後、何をするかという問いに対して、進学41.9%、就職30.6%、まだ決めていない10%という数字を出し、進学や就職が多いことを示していました。どうやって学校を決めましたか、という問いにネットが46.2%、友人が26.9%と高く、ネット社会を改めて確認しました。上級Ⅱ進学の日本の農業と食料問題では、農業人口が少なく、若者の人口も少ないことを示していました。初級Ⅱ特進のスピーチでは、津軽三味線を習っている学生が、三味線の公演に出演した時の体験を原稿にしていました。とても感動的でした。また、上級ⅢのSNGのキャラクターを選ぼうでは、5つのキャラクターがあり、どれも可愛いらしいものでした。会場ホールに展示してあり、みんなで投票しました。どの発表も活気に満ちていて、とても有意義な一日でした。これを機に学生の勉強に対するモチベーションもさらに上がることを期待しています。