
卒業生からのメッセージ
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ANAに決まりました! フーン (ベトナム)2019年卒業 皆さんこんにちは。5年前にSNGを卒業しました。今日は妹をつれてSNGに来ました。妹もここで勉強します。 
 ANAに就職が決まりました。6月から貿易の仕事をします。昨年から就職活動をしていました。たくさん履歴書を送ったり、面接したり忙しかったです。なかなか希望したところに決まりませんでしたが、今回3つ内定をもらい、そのうちの一つであるANAに決めました。
 SNGで大変だったこと、辛かったことは、3号館が駅から遠かったので、それが大変でした。駅から15分くらいかかります。時々遅刻してしまいました。それ以外で、大変だったことは特にありませんでした。
 SNGで楽しかったこと、嬉しかったことは、先生方が優しかったです。日本語も分かりやすく丁寧に教えてくださいました。進学希望だったので、進学クラスで勉強していましたが、第一希望の大学に落ちてとても落ち込んでしまい、進学クラスで勉強するのがいやになりました。それで観光ビジネスクラスで勉強することにしました。進学担当の先生から進学クラスに戻って勉強しましょう、と何回も言われました。
 僕は、観光ビジネスクラスで勉強しても、受験勉強は続けます。と進学の先生に伝えました。進学担当の先生はお母さんみたいで、落ち込んでいる僕をいつも励ましてくださいました。
 観光ビジネスクラスの先生も心配して、進学クラスのお母さんが呼んでるから、お母さんのところへ行きなさい、とやさしく声をかけてくださいました。観光ビジネスクラスで、いちご狩りに行きました。とても楽しかったです。ポスターやパンフレットを制作しました。ポスターを校内に貼り「みなさん、一緒に行きましょう」と勧誘しました。とても面白かったです。
 ついに、神奈川県にある松陰大学に合格しました。コミュニケーション文化学部に在籍して、英語、多文化、多言語を勉強しました。多言語では、中国語、ドイツ語、フランス語を勉強しました。大学生活の印象は微妙です。というのもコロナ禍で2年生の時と3年生の時、授業はリモートになってしまいました。入学して1年生のときは、まだリモート授業ではなかったので、日本人の友達ができましたが、サークルに参加できなかったのがとても残念でした。
 日本語を勉強しようと思ったきっかけは、当時一番上の兄が東京で仕事をしていました。それで、兄と一緒に生活して、日本語を学ぼうと思いました。
 将来の夢は、まだ漠然としていますが、食べ物のお店を作りたいと思っています。これからANAで仕事をして、色々な体験をとおして、社会人として経験を積んでいきたいと思います。その経験を生かして起業したいと思っています。
 在学生の皆さん、日本語学校で勉強している時期は一番楽しいです。何か誘いがあったら、遠慮なく一緒に参加して楽しんでください。遊びも勉強になりますからね。 (2024-05-21来校)
 
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日本の環境はいいです デイヴィット ハウェンスタイン(米国)1996年終了 皆さん、お元気ですか。30年くらい前の卒業生です。今、東京で英会話の先生を35年間しています。英会話の生徒は、社会人の時は仕事や旅行のために英会話を勉強していましたが、その生徒たちが、会社を退職しても継続して勉強を続けています。ボケ防止のためだそうですよ。 
 SNGで辛かったこと、大変だったことはなかったです。とても楽しかったです。私は学校の近くに住んでいたので、授業が終わると、私の家でよくホームパーティーを開きました。先生とクラスメイトと一緒に過ごし楽しかったです。カラオケボックスにも行きました。日本の歌を歌って、日本語の勉強をしました!300円で歌い放題、飲み放題で安かったですよ。歌舞伎を見に行ったこともあります。日本語のセリフがよくわからないので、ヘッドフォンで英語訳を聞きました。よくわかりましたが、日本語の勉強にはなりませんでしたね。アハハハ!
 当時は、SNGの在学生は韓国人が70%、中華系が10%くらいで、その他の国が10%くらいでした。だから、日本語を勉強する環境がとても良かったです。自分の国の人がいると、つい英語で話してしまいます。それでは、日本語が上達しません。英語を話す学生がいない方がいいです。どうしても日本語を話さなければならない環境のほうがベストだからです。
 日本語を勉強しようとしたきっかけは、大学でのルームメイトが日本人だったことです。私の専攻は平和についての勉強でした。ルームメイトは長崎出身の日本人で、彼のお父さんは長崎YMCAで仕事をしている方で、被爆者からインタビューしてそれを翻訳していました。私はもともと東アジアに興味があり、大学が広島女学院大学の姉妹校で日本と交流がありました。そういうことで、日本語を勉強してみようと思いました。
 将来の夢は、ボランティア活動もしているので、それがもっと国際的になるといいと思っています。1995年に『JAMBO INTERNATIONAL』を設立しました。アフリカの開発や環境保護を目的としています。JAMBOはスワヒリ語で「こんにちは」という意味です。毎月、7回イベントがあり、週末にハイキングに行ったり、川のゴミ拾いなど、日本のグループと一緒に環境作業をしています。日本の環境はいいです。海、山など、奥多摩、秩父、どこに行ってもそれぞれ景色が全部違います。すばらしいです。
 在学生の皆さん、出来るだけ、授業以外で日本語を話すきっかけを作ってください。日本人と話してください。そうすると上達します。頑張ってください。(2024-04-23来校)
 
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新聞を読んでみてください! ケザン(ブータン) 2023年卒業 みなさん、こんにちは。内定をもらいました!今、神奈川県立産業技術短期大学校生産技術科の2年生です。来年4月から日本で仕事をしていきます。流量計の会社です。流れている液体を測る計測器を製造する会社です。 
 SNGで大変だったこと、辛かったことは、コロナ禍でなかなか日本に入国できず、SNGのon-line授業を受けました。その時が一番大変でした。私の住んでいるところは、よく雨が降ったり、雷がなったりします。そういう時は、停電したり、wi-fiが途切れたりしてon-line授業が受けられなくなってしまいました。とても辛かったです。漢字の勉強も大変でした。何ページも漢字を書いて覚えました。
 楽しかったこと、嬉しかったことは、やっと日本に来て勉強できたことです、SNGの社会見学で色々なところに行きました。茶道体験、産経新聞社、池袋の防災センターで地震の体験をしたことなど、とても楽しかったです。
 私は、ブータンでN3を取得していたので、SNGでは、中級1から上級1まで勉強して、そのあと、ビジネスクラスと教師養成クラスに進みました。
 日本語を勉強したいと思ったきっかけは、2017年に大阪の関西大学のさくらサイエンスプログラムに参加したのがきっかけです。ブータンの大学と関西大学は交流があり、そのプログラムを知りました。10人が関西大学に見学に行きました。日本の技術を見たり、博物館に行ったり、文化に触れたりしました。10日間滞在しました。とても良い体験をしたので、もう一度日本に行ってみたいと思いました。
 将来の夢は、初めはアニメが好きなので、グラフィックデザインを勉強したいと思いました。でも、日本に来てみて、自分の国のために何かしたいと考えが変わりました。中学校のときから理系の勉強をしていたので、機械に関する勉強がいいかなと考えていました。神奈川県立産業技術短期大学校のオープンキャンパスに行った時、「ものつくり」という言葉に出会いました。これは、きっと私の国に役立つと思い、進学を決めました。ブータンを何とかしたい、どういうふうに変えていったらいいか、考えています。
 在学生の皆さん、学校で先生の教えてくださったことを必ず復習すること。学校の勉強だけでなく、自分から新聞を読んでください。日本の全般について書かれているので、日本について、また日本人の考え方も分かります。技術にも目を向けることができます。トヨタのこととか、日本の色々な歴史とかを知ることができます。日本の新聞を読んでみてくださいね。(2024-03-26来校)
 
